未来のコンサート?:マリア・カラス ホログラムコンサート

公開日 : 2019年05月06日
最終更新 :

1974年に53歳で謎の死を遂げた20世紀最高のソプラノ歌手、マリア・カラス。彼女の素晴らしい歌声をホログラムコンサートで聴くことができました。

ロサンゼルス、ダウンタウンにある南カリフォルニア大学キャンパス内のBovard劇場でのコンサートです。

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LAオペラオーケストラの生演奏にマリア・カラスのホログラムで歌う声を合わせてコンサートは進みます。コンサート開始前は、ホログラムの映像を合成して違和感がないのかと疑問に思っていましたが、実際コンサートが始まってみるとホログラムの出来の良さにびっくり。ホログラムの映像になんとなく立体感もあり、勿論予行練習はされているものの、オーケストラの指揮者とのやりとりなどもユーモアに満ちていて感動するものがありました。ホログラムが実際のマリアではないと分かっていても観客からは歓声が飛んだり、マリアの表情や仕草に反応したりと、生のコンサートと変わりがありません。

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そして彼女の優れた歌唱から伝わる心理描写は、世代を超えた今でも観客を虜にするものがあります。ホログラムの技術が進めば更にこれから死去してしまったアーティストの舞台が生前と同じように楽しめる時代が来るのでしょうか。未来の扉の向こう側を垣間見た気分です。

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ロサンゼルスでのコンサートは終了してしまいましたが、マリア・カラスのホログラムコンサート、CALLAS IN CONCERTのツアー日程は下記のURLからどうぞ。

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