【コミュニティ】 ジェンダーレスの公衆トイレのお話
ここ数年、ベイエリアではジェンダーレスの意識が高まっているように思います。
例えば、英語の代名詞のShe/Heを使わず、Theyを自分の代名詞に使ってほしい、という要望を電子メールでたまに目にします。生活で一番身近な事例は、公衆トイレのジェンダーレス化かもしれません。
女性マークと男性マークが一緒に並んでいるマークを見れば一目瞭然ですね。このトイレは、女性、男性、どちらの方も使える公衆トイレです、という公衆トイレのドアのマークです。ジェンダーレストイレにはこういう表記マークも使われています。
すべての公衆トイレがジェンダーレスになっているわけではありません。しかし、ベイエリアにいらしたとき、自分とは違う性別の方がトイレから出てきても驚かれないように、心構えをされておかれたら、と思います。
ついでに、こちらでの公衆トイレの設備についてご紹介します。こちらのトイレは日本で言うところの洋式トイレで、便器に直接座るタイプです。そのため、肌の直接の接触をさけるため、使い捨ての流せる便器カバーが各個室に備え付けられています。大体便器の後方か、側面の壁上にこういう取り出し型スタイルで設置されています。
それを引き出して
こういう風に便器の上に置きます。
使用後はそのまま便器の中に流してしまって大丈夫です。なお、洗面所の傍らにはこういうペーパータオルや乾燥機も設置されています。アメリカ人はまずハンカチを携行する習慣はないようで、トイレには必ずペーパータオルか乾燥機が設置されています。コロナ禍で乾燥機は使用を控えるよう指示がされたのは記憶にも新しいですね。昨今、手洗いの後はもっぱらペーパータオルを使用して水分を拭き取ることになっています。
こういうマークが有るペーパータオル容器の場合は、この手のイラストにそって、距離をとって(イラストに手が接触している必要はありません。遠隔操作で)手を平行に動かしてください。
こうやってペーパータオルが出てきますので、それを引きちぎって使用します。
最近は、もしかしたら日本の公衆トイレもこういう仕組みになっていたりするかもしれませんね。
筆者
特派員
かん
ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。
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