【公的情報】  カリフォルニア州に限定自宅待機令(在サンフランシスコ日本国総領事館からのお知らせ)

公開日 : 2020年11月20日
最終更新 :
筆者 : かん

こんにちは、かんです。☺ 

感染者数と検査陽性率が落ち着き、経済再開活動が順調に進行していたかにみえたサンタクララ郡でしたが、残念ながら、この11月17日(火)にそれらの数の急上昇にともない、紫色指定を受けることになりました。

2020年8月 新型コロナウイルスの拡散を遅らせるための4階層システムの開始

夏休み明けも間もない8月28日に、カリフォルニア州ではCOVID-19の感染者数と検査陽性率をもとに郡を4階層に色分けし、その色によって経済再開計画を促す指針が発表されました。

"We have made notable progress over recent weeks, but the disease is still too widespread across the state. COVID-19 will be with us for a long time and we all need to adapt. We need to live differently. And we need to minimize exposure for our health, for our families and for our communities."

「われわれはここ数週間で目覚ましい進捗を遂げていますが、このCOVID-19はいまだに州全体に広がっています。 COVID-19との共存は長引き、われわれはそれに慣れる必要に迫られています。われわれは違った生活をしなければなりません。それは、われわれのコミュニティ、われわれの家族、そしてわれわれの健康のために(他者・社会への)接触機会を最小限に押さえていくことです。」

1日の新規感染者数(10万人当たり)と検査陽性率の指標に基づき、各郡の感染状況を紫色・赤色・橙色・黄色の4階層に色分けし、その色によって再開される経済活動の内容が示されました。

紫色:COVID-19が広く蔓延(Widespread)  

   エッセンシャルワークではない屋内事業の多くを閉鎖。

   オフィスは原則としてテレワーク。

   飲食店は屋外やテイクアウト・デリバリー飲みなど。

   人々の集会は、3家族以下の調整された屋外での集いに限り可。

赤色:COVID-19がかなり蔓延(Substantial) 

   一部のエッセンシャルワークではない屋内事業を閉鎖。

   オフィスは原則としてテレワーク。

   飲食店は収容人数を25%以下もしくは100人以下に制限して屋内営業可。

   人々の集会は、屋内は推奨されないが、調整された状況で3家族以下に限り容認。

橙色:COVID-19の中レベルの蔓延(Moderate)

   一部の屋内事業は調整しながらの営業を容認。

   オフィスはテレワークを推奨するが、制限付きで勤務可。

   飲食店は収容人数を50%以下もしくは200人以下に制限して屋内営業可。

   人々の集会は、屋内は推奨されないが、調整された状況で3家族以下に限り容認。

黄色:COVID-19の低レベルの蔓延(Minimal)

   屋内事業のほとんどは調整しがならの営業を容認。

   オフィスはテレワークを推奨するが、制限付きで勤務可。

   飲食店は収容人数を50%以下で屋内営業可。

   人々の集会は、屋内は推奨されないが、調整された状況で3家族以下に限り容認。

階層の色は、毎週火曜日に前週のデータに基づいて、各郡ごとに判断されることになっています。その週の色(感染者数・検査陽性率の変動がその色の範囲内に留まっている状況)を2週間継続できた場合、経済活動の制限が緩和される次の階層に移行できるいう判断がくだされます。サンタクララ郡は先週まで橙色を維持しており、このまま緩やかに階層を下げて、経済活動の活発化が見込まれていました。しかし、先週の感染者数や検査陽性率が、住民10万人あたり7例以上、または検査結果の8%以上が陽性と報告されため、この11月17日(火)に紫色指定になりました。

在サンフランシスコ日本国総領事館からのカリフォルニア州に限定自宅待機令の発出のお知らせ

本日、11月19日(アメリカ太平洋時間)、在サンフランシスコ日本国総領事館より、カリフォルニア州に限定自宅待機令の発出のお知らせメールが届きました。

以下、転載します。

●11月21日(土)から12月21日(月)までの間、カリフォルニア州の紫色層の郡を対象として、夜間の必須ではないビジネスや個人的な集まりを禁止する措置が発表されました。

1.感染者数の状況

最新の報道によると、カリフォルニア州における感染者数は1,072,188人で死者数が18,518人、ベイエリアにおける感染者数は135,584人で死者数が1,907人となっています。また、ネバダ州における感染者数は127,875人で死者数が1,953となっています。

2.カリフォルニア州の情勢

 州政府は本19日(木)、新型コロナウイルスの拡散を遅らせるために、感染者数や検査陽性率等に応じて分けた4階層(紫→赤→橙→黄)の中で最も制限が厳しい紫色層の郡を対象として、限定的な自宅待機令を発出しました。

 午後10時から午前5時まで、必須ではないビジネス、行動及び集まり(non-essential work, movement and gatherings)が禁止され、11月21日(土)午後10時から12月21日(月)午前5時まで有効となります。州政府によると当該期間においても食料品店や薬局での買い物、レストランからのテイクアウト等は、引き続き許可されるとのことです。

 本19日現在、州内における紫色階層の郡は、サンタクララ郡やアラメダ郡等ベイエリアを含む41郡となっています(https://covid19.ca.gov/safer-economy/)。

※本自宅待機令の詳細については以下をご参照ください。

【州知事室ツイッター】

【州知事室プレスリリース】

【州保健局プレスリリース】

3.感染予防と感染拡大防止

 州政府ウェブサイトにおいて、カリフォルニア州のニューサム知事は、本待機令発出に関し、「ウイルスはパンデミック開始以来、これまでに見られなかったペースで広がっており、今後数日から数週間が急増を食い止めるために重要な局面になる」と警鐘を鳴らしています。

 皆様におかれましては、州や地元当局等による最新情報を入手するとともに、引き続きこまめな手洗い、ソーシャルディスタンス、フェイスカバーの着用を励行し、ご自身やご家族の感染予防並びに感染拡大防止に努めてください。

在サンフランシスコ日本国総領事館

Consulate-General of Japan at San Francisco

領事・警備班

TEL:(415)780-6000

HP : https://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

カリフォルニア州全体として、SIPが発令された春よりも厳しい感染者数と拡散状況が広がっています。

今回の限定自宅待機令が、再度、感染者数の改善につながることを強く願います。

筆者

特派員

かん

ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。

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