【新型コロナとの暮らし】 Teddy Bear GO!(外出禁止令下での暮らしの工夫①)

公開日 : 2020年04月06日
最終更新 :
筆者 : かん

こんにちは、かんです。☺

ベイエリアでの外出禁止令は発令されてから4週間が経ちました。我が家は病気もせず、家族同士の喧嘩もせず、一家揃って元気に仲良く過ごしています。

発想を柔軟に、ユニークに

1990年代後半の米国留学時代、筆者が一番強く感じた米国の特徴は、『前向きな姿勢』、『積極性』、『コミュニティ』、と『他者への労り』でした。地域性による差異はあると思いますが、筆者が住む近隣では、この4つは未だに存在しているように思います。(当時、留学の締めくくりにシカゴ・フィラデルフィア・ニューヨーク・ボストン・ワシントンDC各地に中国留学時代の友人を訪ねて滞在した経験からは、ベイエリア自体が、そもそも米国の他の地域から未だにかなり異なっている可能性はとても高いのですが。)

近隣の情報交換サイトであるNextdoorでは、「トイレットペーパーがないの! 探し回っているけど、どうやっても入手できない。皆さん、どこで入手されていうの?」という投稿があれば、「いくつか差し上げられるわ。PM(プライベート・メッセージ=直接連絡)して!」という返答が書き込まれます。同じような応答が小麦粉や殺菌ワイプ(託児所を経営している方からのSOS)、マスクなどにも見受けられます。

地元のレストランのテイクアウトを利用して、レストランを応援しよう!という書き込みもありますし、自分の備蓄をコミュニティの方に分ける書き込みが何点も見受けられます。

この新型コロナの非常事態下にあって、コミュニティの協力や、各自が柔軟な考え方で、日々を楽しむためのユニークな工夫は、まだまだ筆者の周囲に展開しています。

Teddy Bear GO!

筆者が一番感嘆したのが、Pokemon GO!ならぬTeddy Bear GO!(筆者の子供たちによる命名)です。つまるところ、『テディベア探し(Bear Hunting)』です。

有志のご家庭が窓際にテディベアを飾ってくださっており、どこの家の窓際にテディベアがあるかを探して歩きます。

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近隣散歩時に、子供がそれを見つけて楽しんだり、テディベア探しを目的に散歩をすることができます。Nextdoorにもイベントとしての紹介はされており、コミュニティが機能しているからこその試みに思います。

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あちらこちらを見回しながら、どこにテディベアがいるか。なかなか楽しいです。

チョーク・アート

路上に書かれているチョーク・アートを見つけるのも、楽しみの一つです。

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励ましのメッセージが添えられたチョーク・アートも。

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高速道路の上に架かる高架歩道の入り口には、こんなチョーク・アートも。

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それぞれの立場で出来る感染予防と感染対策を

サンノゼの場合、外出禁止令と言っても、近所を散策して季節を楽しむこと、生活に必要な食材や日用品を購入する自由は残されています。多少の品切れは生じていても、入手方法が全くないわけでもありません。

この春の息子の現地校での社会科課題に、『第2次世界大戦中、ユダヤ人として避難をしなければならないとして、持っていくものを8つ選びなさい。どうしてそれを選んだかも書きなさい』というレポートが有りました。

当時、角川ヨメルバの400冊無料読み放題キャンペーン中(4月5日で終了)で、『アンネの日記』の漫画版が公開されていたので、親子で一緒に読んで考えました。

外出禁止令とは言え、アンネの生活と比べたら、外出を完全に禁止されているわけでも、社会との交流方法が閉ざされているわけでもありません。しかし、ある意味での戦時下と思っても良いのでは、とも思います。

米のコロナ死者数、世界大戦時に匹敵する数に達する恐れ-トランプ氏

前向きな姿勢で、日々の暮らしに取り組んでいきたいものです。

"We stayed at work for you. You stay at home for us."

(私たちは貴方のためにここに留まって働きます。貴方は私たちのために自宅に留まってください。)

https://www.today.com/health/doctors-nurses-share-viral-signs-during-coronavirus-pandemic-t176403

Have a nice day + Stay safe and healthy♥

筆者

特派員

かん

ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。

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