【新型コロナとの暮らし】 新・外出禁止令と日常

公開日 : 2020年04月02日
最終更新 :
筆者 : かん

こんにちは、かんです。☺

医療関係者の方々、生活全般に必要なライフライン・お店の運営を維持してくださっている方々に、ただただ感謝の毎日が続きます。

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感染予防対策にさらに踏み込んだベイエリア

昨日(アメリカ太平洋時間2020年3月31日)、サンタクララ公衆衛生局より(先日は教育機関の閉鎖延長でしたが今回は全市民の生活全般に対して)5月3日までShelter-in-Place(外出禁止令)が延長されることと、行動制限等のさらなる引き締めが発表されました。この4月1日(アメリカ太平洋時間)より施行されています。下記にリンクを貼りますが、シリコンバレーの6郡と1市(アラメダ郡、コントラコスタ郡、マリン郡、サンフランシスコ郡、ナパ郡、サンマテオ郡、サンタクララ郡、およびバークレー市)は協調していますので、ほかの5郡・1市でも同様に施行されているとご理解ください。

Order of the Health Officer of the County of Santa Clara:MARCH 31, 2020

住環境や市民行動に対してさらなる制限強化が図られているのですが、今回のポイントは、

①同居人・同居家族以外との行動制限:従来は社会的距離(2m)を維持すれば、一緒に散歩や外出をすることが認められていましたが、今後は一切が違反となります。

②公園や遊び場、レクリエーションエリアなどの封鎖:公共的な人々が集いやすい場所への立ち入りが禁止されます。

③自宅および公共的な建築活動の制限:改築や新築過程の個人住居、ビジネス目的での建築工事の双方が認められなくなります。(現在進行中の工事はすべて中止ということだと思います。)

でしょう。他者との接触機会を極力減らし、感染拡大の勢いを抑えるのが主目的です。

従来同様に、同居人・同居家族での外出行為、生活に必要な外出(健康のための近隣の散歩、食材や生活必需品の買い出し、銀行等)、下水道等の水廻り工事等は制限されていません。

"We stayed at work for you. You stay at home for us."

3月中旬から、ベイエリアの医療関係者の方たちから"We stayed at work for you. You stay at home for us."(私たちは貴方のためにここに留まって働きます。貴方は私たちのために自宅に留まってください。)というメッセージが流されるようになりました。

まったくそのとおりだと思います。

私たち(一般人)が自由な外出と他者との制限のない接触活動を継続することは、感染拡大につながる可能性はあれ、感染問題の解決には何の助けにもなりません。

自宅に留まることが、感染予防の最大対策法であり、自らが感染者とならないことが、家族、社会、そして医療関係者への大きな支援になります。

先述したサンタクララ郡公衆衛生局の外出禁止令(3月31日版)の項目2に、こうあります。

The intent of this Order is to ensure that the maximum number of people shelter in their places of residence to the maximum extent feasible to slow the spread of COVID-19 and mitigate the impact on delivery of critical healthcare services to those in need. All provisions of this Order must be interpreted to effectuate this intent. Failure to comply with any of the provisions of this Order constitutes an imminent threat and menace to public health, constitutes a public nuisance, and is punishable by fine, imprisonment, or both.(大意:この外出禁止令の目的は、人々が自宅に待避することにより、COVID-19の拡散を遅らせ、重要な医療サービスが必要な人々へ迅速に提供されるようにするためです。これらの規定を遵守しない場合は、公衆衛生に対する脅威行動および威嚇行為と認識し、罰金、懲役、またはその両方によって処罰されます。)

多少の不自由さがあるとはいえ、近隣の散歩や食糧の買い出しなどは許可されています。インターネットの恩恵で、オンライン学習やエンターテイメントも支援されています。

経済問題や、数多の課題はあるでしょう。しかし、すぐそこで、感染者の治療に命がけで闘っている医療関係者や、また私たちの生活を支えるために働いてくださっている方々のことを思うと、サンノゼ地区での自宅待機なんぞ、不満を言ったらバチが当たるような気がします。

ニューヨークや欧州の状況を鑑みるに、今の時点でここまで制限を打ち出し、市民や子供の安全を第一に動いてくれているお役所に、感謝の一念ばかりです。

実は、筆者の近隣でも、感染者は報告されてきています。しかし、徒に慌ててもしょうがなく、外出は最低限に抑えること、帰宅したら手洗いをきちんとすること、免疫力を下げない生活をすること、につきます。

そういうことで、筆者は引き続き、きちんと外出禁止令に沿った生活をしつつ、ニュースリソースや周囲で分かる範囲から、サンノゼの状況を皆さんに継続してご紹介できれば、と思っています。

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Have a nice day + Stay safe and healthy♥

筆者

特派員

かん

ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。

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