【いなべの夏②】 山の木陰で釣り三昧 ー 鱒乃家(いなべ市藤原町)

公開日 : 2019年06月29日
最終更新 :
筆者 : かん

こんにちは、かんです。日本に一時帰国中にて、滞在先の三重県いなべ市の見どころをご紹介する第二回。今日は夏ならではの楽しみ、自然の中で気持ちよく過ごせる、山間の釣り堀をご案内します。いなべ市藤原町にある鱒乃家(藤原養鱒場)です。

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深山幽谷という面立ちの藤原養鱒場(いなべ市藤原町)

30年以上続く、藤原岳からの清らかな湧水を活かした鱒の釣り堀

鱒乃家は、阿下喜から車で国道365号線(305号線と同一)を20分ほど北へ運転していくとたどり着くいなべ市藤原町にある養鱒場です。

私が子供の頃、夏休みに伯父がよく連れて行ってくれた"楽しい場所"で、ニジマス、イワナ、アマゴなどを釣り、その場で魚を調理してもらい、炭火焼で最高の状態での美味しい魚を食べられる場所でした。子供であってもニジマスが本当にぽんぽんと簡単に釣れるので、とにかく楽しい。日頃、釣りでなかなか釣れないストレスがある方でも、釣りすぎ注意で気軽におでかけいただきたい釣り場です。

釣りの楽しみ方

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365号線沿いにある看板と行き先を示す青い幟り

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駐車場に着くとまた立て看板があります

現地についたら、この立て看板の示す矢印の通りに石の階段を降りていくと、そのまま釣り堀に出ることができます。釣り堀の向かって左側奥に貸竿や餌がおいてありますので、借りる釣り竿数の料金(貸竿1本につき100円)を料金箱に入れ、竿と餌を取り、付近においてあるバケツを掴みます。

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釣り堀の説明書きや釣った魚についての注意書き

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貸し竿(餌付き1本100円)・料金箱・餌

バケツには釣り堀からそのまま少し水を入れてください。バケツには釣ったニジマスやイワナを入れていきます。水を入れすぎると、入れた魚が飛び出て逃げやすい環境になるので、あまり水は入れすぎないようにしましょう。

釣り堀は4箇所に区切られており、奥の方がニジマス、手前左側が大マス、手前右側がイワナや鯉の釣り堀になります。一番釣りやすいのはニジマスです。ニジマスは炭火塩焼きやフライになります。大マスはフライやお刺身にしてもらます。釣りたての大マスのお刺身は絶品なので、大マスは是非とも二匹くらいは釣りたいところ。

イワナはなかなか釣りにくいのですが、ニジマスとは違う清廉な味わいが美味しい魚です。ニジマスの釣りやすさに飽きてきたら(飽きずとも)、イワナ釣りに挑戦するのもまた醍醐味があります。

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釣り堀

釣ったその場で活きの良い川魚料理を堪能する

豊富な自然に囲まれ、爽快な山の空気や清水の香りを味わいながら、家族で釣りを楽しむことができます。

釣った魚は全て買い取りです。その場で下ごしらえをしていただき、自宅に持ち帰るか、釣り堀に併設されているレストランエリアで食していくか、を選ぶことができます。私はいつもレストランで調理していただき、新鮮な魚料理を楽しむ方を選んでいます。

併設されている昭和の懐かしいポスターが何枚も貼られたレストランエリアでは、七輪を使った炭火焼やフライ、活きのよいお刺身をいただくことができます。自宅に持ち帰って調理するのも良いのですが(そうする地元のお客様も少なくありません)、出先の楽しみとして釣った魚はその場で美味しくいただき、釣りの後はまたどこかにそのまま遊びに行くの方が子供にとっては面白いようです。

また、釣りをせずとも、藤原養鱒場の名物料理の数々、ニジマス炭火焼定食やお刺身、魚のフライ、そして、イワナ定食や山菜などを楽しむこともできます。

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杜の中で釣った魚はその場で素早く下ごしらえをしてもらい、即レストランへ

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七輪で炭火焼きに(席料一人300円+魚代・調理代等)

レストランで食していく場合、気になるお値段は、魚代+炭火焼きの座席料が一人300円になります。魚を持ち帰る場合は、魚代だけを支払います。

魚代は、ニジマスは一尾あたり230円〜、大マスは100㌘280円〜、イワナは一尾あたり400円。釣り堀に価格表が明記されています。

併設されているレストランには、ご飯一膳160円、赤だし一杯100円、フライは450円、マス刺し身は550円、マス定食2200円等のメニューもあります。メニューは料金共々壁に貼ってありますが、実は、私はメニュー料金よくわかっておりません。釣った魚はすべて買い取りか頂いていくことが利用ルールですから、いつも釣った魚をその日に食べたいお料理に調理してもらい(フライ・炭火焼き・お刺身の三択)、毎回、1万円程度を用意しておけばまずは間違いがない、というのが実体験です。

ここ数年も、ご飯と赤だしをお願いせず、釣り三昧で釣ったお魚をフライや塩焼き(炭火焼き)、お刺身など魚料理だけを親子3人でお腹いっぱい頂いて、安ければ5000円〜1万円の範囲です。値段差のカラクリは、大マスのお刺身やイワナ、アマゴを多く楽しむと高く付き、ニジマスのフライや塩焼きばかりであれば、そう高くならないように思います。ある年などは、調子にのってニジマスを釣りすぎ、フライ8人前+塩焼きや大マスのお刺身という品揃えになってしまいましたが、それでも、1万円位でした。我が家は食が太いほうなので、普通のご家庭なら、一家四人でも、高くとも1万円〜1万5千円程度の予算で存分に楽しんでいただけると思います。

大マスを釣らず、お刺身などを頼まなければいいんですが、大マスのお刺身は身がプリプリのカリコリで、本当に絶品なのです。イワナもニジマスと違う美味しさがたまりません。

年に一度くらいですから、折角なら、釣りも胃袋も存分に楽しまないと、逆に損ですよね。

昭和の香りの漂う釣り堀とレストラン

藤原養鱒場の近くには、焼き立ての石窯パンと美味しいコーヒーが楽しめるログハウスの喫茶店Attenteや草餅の美味しい手づくり菓舗えぼし秀真ふるさと農園、紅葉の美しい聖宝寺など魅力的な立ち寄り場所がたくさんあります。ぜひ、釣りがてら、一日観光に藤原町エリアに立ち寄ってみてください。

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藤原養鱒場の案内チラシといなべ市の観光マップ

Have a nice day♥

■鱒乃家(藤原養鱒場)

いなべ市藤原町山口2178

0594-46-2158

https://www.youtube.com/watch?v=AEnY19wG1R4

https://ssl.kanko-inabe.jp/tourism/115/

■営業時間

定休日・火曜日(臨時休業あり)・午前10時00分~午後3時00分(入場は午後2時00分まで)

■行き方

名古屋駅より近鉄または関西本線に乗車し、富田駅(近鉄富田駅)で三岐鉄道三岐線に乗り換え、西藤原駅下車。

西藤原駅より車7分・徒歩40分。

もしくは、名古屋駅より関西本線に乗車し、桑名駅下車、レンタカーで45分。

筆者

特派員

かん

ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。

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