プライド月間に突入したサンフランシスコ。今週の様子

公開日 : 2022年06月03日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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メモリアルデーの週末も終わり、夏の雰囲気が高まるサンフランシスコ、6月はプライド月間として、町中至るところにそれを象徴するレインボーカラーがあふれかえります。そんななか、サンフランシスコを含むベイエリアは変異種BA.2.12だけでなく、BA.4とBA.5の感染も拡大し、まさにウイルスが蔓延し感染を避けるのが難しい状態とまで言われてきました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

プライド月間に突入

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2022年6月に入り、いよいよプライド月間がはじまりました。サンフランシスコでは6月の最終週末に大きなパレードが行われ、カストロ地区はお祭りムードとなります。今年のパレードは6月26日午前10時半からはじまる予定。サンフランシスコの市内を横切る大通り「マーケット通り」に沿って、カストロ地区まで行進します。

今年も6月1日に、例年と変わらずツインピークスの丘に、LEDライトでつくられたピンク色に光るトライアングルが登場しました。サンフランシスコでは6月の間、パレードだけでなくさまざまなイベントが開催され、にぎやかな雰囲気に包まれます。

今週のサンフランシスコの様子

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夏のムードが高まるサンフランシスコ、多くの公立学校は夏休みに突入しました。今週カストロ地区のアイコン「カストロシアター」では100周年を記念してイベントも開催されています。

感染が蔓延している状態ですが、体感的に市民はそれほど危機感をもった様子はありません。屋外でマスクを着ける人は、ほぼ見かけません。ただスーパーなど、屋内では50%程度が自主的にマスク着用を維持しています。

カリフォルニア州の感染状況

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今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は7785人。先週の1万3712人と比べると今週は減少傾向です。ただ先週末のメモリアルデーの週末で多くの人が動いたため、今後2週間のあいだに感染が増加すると予想されています。

今日時点での感染者数は、のべ957万4768人。今週の陽性率は7.9%、10万人における感染者数は33人。こちらはわずかですが増加傾向です。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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今週のワクチン状況。市の公式ウェブサイトによると、今週の5歳以上を対象とした接種率は1回目は90%、2回目の接種率は88%。先週の数値と変化はありません。

州の公式サイトによると今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、

1. インペリアル郡 95%

2. マリン郡 91.3%

3. サンタクララ郡 88.4%

サンフランシスコ郡は今週も5位で、接種率は86.9%。今週も先週に引き続き、0.1%の増加です。

最後に

この記事を書いている2022年6月2日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は15万3928人・感染による死亡者数879人。先週の15万367人と比べて今週の増加数は3561人、1日の平均は508人。実に3月初旬以来減少傾向にシフトしました。

過去1週間の陽性率平均は11.3%・10万人における感染者数は54人。こちらは統計の種類の影響か増加しています。来週も引き続き新規感染者数が減少傾向にあるのか、引き続きレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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