サンフランシスコでコロナ感染者数増加。4月上旬の様子

公開日 : 2022年04月08日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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通常の生活に戻りつつあるサンフランシスコ、マスク着用やワクチン接種証の提示が談話され、市内では大きなイベントも開催されるようになりました。結果、今週は10万人における感染者の数がカリフォルニア州で最多という状況になっています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

カリフォルニア州で最多のコロナ感染者数に

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2022年4月5日、地元の新聞紙「SF Chronicle」が、現在サンフランシスコはカリフォルニア州で最も感染率が高い、というデータを報道しました。これはここ数週間の間にとられた暖和対策の影響によるもの。現在10万人のうち陽性者数が14人で、これは州で最も高い数値になります。

去年の6月に10万人における陽性者数 1.4人と比べると格段の増加ですが、去年の冬のピーク時の247人に比べると減少を遂げたのは事実。この感染者数の増加は現在全米で流行している変異種「BA.2株」によるもの。暖和に伴い春休みで多くの人が旅行に出かけたこと、市内を観光する旅行者が増えたことが原因に挙げられています。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目が90%、2回目の接種率は87%。こちらに関しての変化はありません。1日あたりのワクチン接種を行う平均数は42人。3月14日以前は60人台だったのが、3月中旬から50人台・現在は40人台までに減少しており、先週とほぼ横ばい状態を維持しています。

今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、

1. インペリアル郡 >95%

2. マリン郡 90.3%

3. サンタクララ郡 87.6%

今週、インペリア郡がカリフォルニア州で初の95%に到達しました。サンフランシスコの順位は今週も変わらず5位の85.9%です。

カリフォルニア州の感染状況

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今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は2939人。先週の2782人、先々週の3437人と比べるとさほど変わりません。過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は5.2人。過去8週間の感染テストの陽性率は1.5%。こちらに関しては、わずかですが上昇しています。州を挙げての暖和対策の影響が出てきたと思われますが、急激な変化などはありません。

最後に

この記事を書いている2022年4月7日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は13万3,942人・感染による死亡者数は843人。先週の13万3278人と比べると今週の増加数は664人、1日の平均数は97人です。先週と比べると今週は減少傾向にありますが、今後は上がったり下がったりの連動になるものと思われます。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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