州全体でマスク着用解除が始まった今週、サンフランシスコの様子をレポート

公開日 : 2022年03月04日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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いよいよ2022年3月1日からカリフォルニア州全域でマスク着用解除がはじまった今週、サンフランシスコでも屋内でマスクをしていない人をちらほら見かけるようになりました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

現在のマスク着用義務について

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3月1日から正式にマスク着用義務が解除されたカリフォルニア州、サンフランシスコではすでに2月16日からこの規制が採用されていましたが、これによって州内の全都市が足並みを揃える形となりました。ベイエリアが唯一屋内マスク着用を義務化していたサンタクララ郡も、3月2日から屋内マスク着用規制を解除。これによって、公共交通機関や政府機関・病院などのハイリスクをともなう施設を除き、原則マスク着用が個人の自由となっています。

ただ店舗やレストランによっては独自に規制を行なっている場所も多く、それぞれの場所で対応する必要があります。またサンフランシスコでは屋内で飲食を行う場合は、ワクチン接種証明提示が必要となります。

またサンフランシスコでは、3月11日から学校や保育施設でもマスク着用の義務が解除されます。この日以降は、着用に関しては個人の自由となります。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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ここ数カ月際立った変化のないワクチン接種状況。市の公式ウェブサイトによると、今週の5歳以上を対象とした接種率は1回目が90%、2回目の接種率は87%となっています。先週87%に変化したばかりであることもあり、ここからさらに数が上昇するのはしばらくかかりそうです。

カリフォルニア州の感染状況

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今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は7922人。先週よりさらに数が減少しています。7000人台まで減少したのは実に12月18日ぶりのこと。オミクロン感染拡大前の数にまでほぼ戻りつつあります。

過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は14人。過去8週間の感染テストの陽性率は2.5%。こちらも先週に比べただけでもぐっと数が減少してい、ます。今週の2度目のワクチンの接種率は9.3%とありますがこちらはおそらく統計ミスのよう。ブースター接種率は56.9%。ブースター接種率が60%に到達するのもおそらく来週あたりだと思われます。

最後に

この記事を書いている2022年2月24日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は13万2115人・感染による死亡者数は792人。先週の13万708人と比べると今週の増加数は、1447人。1日の平均感染者数は206人。先週は100人台まで下がっていましたが、今週はまた200人台まで上昇しています。ただ全体的に見ても減少状況であるのは間違いありません。徐々にオミクロン変異株による感染拡大が過去のものになりつつある今日この頃、このまま無事にエンデミックに突入するのか、引き続きレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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