州知事リコール選挙を終えたカリフォルニア。9月中旬のサンフランシスコの様子
州知事のリコール選挙が行われた9月中旬、サンフランシスコでも選挙締め切り日に多くの市民が投票を行い、大きな関心が集まりました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
州知事の解職を問う選挙が実施
今週9月14日を締め切りに、カリフォルニア州知事のリコール(解職請求)を決める選挙が行われました。サンフランシスコでも市役所に臨時の選挙所が設置され、多くの市民で混雑しました。トランプ前大統領の支持者など共和党が中心にこのリコール請求が起こり、もしかしたら本当に解職が起こってしまうのでは、と多くの関心が集まりました。
このリコールの理由として挙げられたのが、現在のコロナ対策が経済再開に影響したという批判とともに、ホームステイの自粛中に知事が高級レストランで食事をしたという事実が明るみになったこと。賛成票が過半数を占めればリコールが成立する州知事リコール選挙、投票結果は翌日9月15日に明らかになり、反対票が64%と過半数を大幅に上回ったことが発表。同日の14日夜にはニューサム知事が勝利宣言を行いました。
サンフランシスコのワクチン接種状況
今週のサンフランシスコのワクチン接種状況。サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週12歳以上で1回目のワクチン接種を終えた率は81%・2回目は88%との統計が出ています。先週は81%・87%だったため、今週は2回目以降の接種率が1%上昇。
このまま次のマイルストーンとなる90%に到達するのか、もし到達するのであればいつなのか、関心が高まっています。
カリフォルニア州の感染状況
州の統計による今週のカリフォルニア州の感染状況。先週に引き続き今週も新規感染者数は減少傾向にあります。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は9702人。8月上旬以来、久しぶりに1万人を下回りました!
今週の人口10万人あたりの感染者数は20人。人口10万人あたりの死亡者数は0.2人です。こちらも減少しています。ただ多くの人が動いたレーバーデーの連休の数字が反映するのは来週以降となります。ちなみに今週のカリフォルニア州全体の2回目を終えたワクチン接種率は68.6%です。
最後に
このコラムを書いている2021年9月16日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は5万1378人・死者数605人。先週の5万528人・死者数589人に比べ、今週の増加数は850人。1日の平均数は121人。
先週の反動か今週は数が大幅に減少しています。サンフランシスコ含むベイエリア全体で感染者数が減少中の現在、このまま第4波を越えるのか今後もレポートします。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
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