新規感染者数の減少がはじまったサンフランシスコ。8月下旬の様子
先週に続き、今週も新規感染者数が減少しているサンフランシスコ、LA Timesの統計によるとここ2週間でその数はマイナス44%とを記録しています。そんななか、市内では先週金曜日からワクチンパスポートの実施がはじまりました。今週の様子をレポートします。
ワクチンパスポートの実施がついに開始!
先週もお伝えしたように、市内では2021年8月20日から屋内飲食の際は証明書を提示するいわゆる「ワクチンパスポート」の導入が始まりました。食事をする際に、実際のカードもしくはスマホでの画像、もしくはCA州が管理する「デジタルワクチンQRコード」を提示する必要があります。
実際に飲食店を利用する際は、まずホストからこの提示が求められます。ただチェック自体はそれほど厳しくなく、接種日や名前の確認もなくちらっと見て「OK」と言われる感じです。
サンフランシスコのワクチン接種状況
サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週時点の12歳以上で少なくとも1度目のワクチンを接種した割合は86%、2度目のワクチン接種を完了した割合は79%です。先週の85%/79%に比べると、1度目のワクチンを終えた率が1%上昇しています。
このようにサンフランシスコでは、毎週どちらかがじわじわと上昇を続けていますが、今週は8月23日に、ファイザー社のワクチンがFDAに正式承認されました。これを受けブリード市長はツイッターで「これまでFDAの正式承認でなかったことに躊躇っていた層は、速やかに接種を行って欲しい」と発言しています。今週は正式承認からわずか3日ですが、来週はこの数が影響するかもしれません。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州の感染状況は、州の統計によると州全体の1日あたりの平均新規感染者数は1万3123人。今週の人口10万人あたりの感染者数は28.1人。人口10万人あたりの死亡者数は0.08人となっています。
先週に比べるとわずかながら、感染者数は増えていますが爆発的な増加はありません。グラフを見る限りでは、なんとなく峠を越えたような雰囲気ですが、新型コロナに関しては、まったく予想がつかないのが現状です。
最後に
このコラムを書いている2021年8月26日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は4万5853人・死者数581人。先週の4万4746人・死者数567人に比べ、今週の増加数は1107人。1日の平均数は158人。先週の200人に比べると、今週もやはり減少傾向にあります。来週のこのまま無事に減少していくのか、引き続きレポートします。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
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