ワクチン接種証明の提示が必要となるサンフランシスコ。8月上旬の様子

公開日 : 2021年08月13日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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先週ベイエリアではじまった屋内でのマスク着用義務令と共に、デルタ株の拡大を受けてサンフランシスコ市内では屋外でもマスクを着用する市民の姿が徐々に復活してきました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

マスクの着用数が増加

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6月15日のフルオープニングから、マスク着用に関しての規則が緩められたサンフランシスコ、先週新たに屋内での着用義務がはじまったことにより、市内を歩く人のマスク姿が再度目立つようになってきました。

7月中旬から後半にかけて、街中ではマスクを着けずに街を歩く人が増えてきた印象でしたが、先週から急にマスク着用率が高くなっています。これはどうせ室内でマスクを着用するのだから最初から着用している層、デルタ株に警戒し備える層の両方。どちらにせよ、市内では再びマスク姿の人を多く見かけるようになってきました。

レストランなどワクチン接種の証明が義務化

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ここ3週間の間、感染者の増加が続くサンフランシスコ、この事態に対してサンフランシスコの市長ブリードは、8月12日に会見を開き、市内で経営する接触感染率の高い職種を利用するに当たって、接種証明の提示を義務化することを発表しました。この職種に当てはまるのが、レストラン・バー・スポーツジム・ナイトクラブ・劇場・1,000人以上の参加がある大型屋内イベントとなります。

また上に当てはまる機関で働く従業員に関しても、10月13日までにワクチン接種の証明を提出する必要がある、と発表しました。この条例により、ワクチン接種を促すほか、屋内での感染拡大を防ぐことが期待されています。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週時点12歳以上で少なくとも1度目のワクチンを接種した割合は85%、2度目のワクチン接種を完了した割合は78%です。先週の84%&78%に比べると、今週は一度のワクチンの摂取率が1%増加しました。

先週ジョンソン&ジョンソンの接種者を対象に、ブースター接種を許可した市では、再度ワクチン予約の混雑がはじまってきました。これから早い段階で接種を完了した層を対象に、徐々にブースター接種の認可が始まると予想されます。

カリフォルニア州の感染状況

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感染拡大が続くカリフォルニア州、今週の州全体の1日あたりの平均新規感染者数は11,853人です。現在時点で感染者数が多いのは、先週と変わらず人口密度の高いL.A郡に加え、リバーサイド郡。州の統計によると人口10万人あたりの感染者数は23.7人。人口10万人あたりの死亡者数は0.04人で、こちらも増加傾向が続いています。

最後に

このコラムを書いている2021年8月12日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は4万3,346人・死者数567人。先週の4万1,482人・死者数563人に比べ、今週の増加数は1,864人。1日の平均数は266人。州全体と同様に、こちらもやはりじわじわと増加中です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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