100万回分のワクチン接種を終えたサンフランシスコ。5月後半の様子

公開日 : 2021年05月21日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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2021年5月19日、サンフランシスコのサンフランシスコ公衆衛生局はツイッターを通じて、サンフランシスコ市内で100万回分の接種を完了したことを発表しました。5月20日の時点でサンフランシスコのワクチン接種者の割合は76%。着実にワクチン接種が続く町の様子をレポートします。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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現在市の統計によると、サンフランシスコに住む市民の数76万8789人のうち、1回目の接種を終えた数は59万6094人、2回目までの接種を終えた数は48万4292人とのこと。76%を占める市民がワクチン接種を少なくとも1回・63%が完全にワクチンを完了した状態となっています。CDCのデータによると5月20日の段階で全米でワクチン接種完全に終えた割合は37.8%。この数と比べても、サンフランシスコ市の割合が高い水準であるのがわかります。

マスクの着用ルールについて

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4月27日にCDC(アメリカ疾病対策センター)が発表したマスク着用の暖和規制に対してサンフランシスコでも5月3日に独自のルールが発表されましたが、今週5月17日にカリフォルニア州が正式な州の規制を発表しました。

この州の規制ですが、このマスク着用についてカリフォルニア州全土において暖和規制を6月15日まで延期する、というもの。このまま新規感染者の状態が安定していれば、現在感染対策のベンチマークとなっている危険度地域のレベル分けも6月15日で終了となります。来月中旬からカリフォルニア州では、パンデミック前の生活により近い日常が送れることとなります。

カリフォルニア州の感染状況

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今週、ついにカリフォルニア州のワクチン接種者の割合が51.6%と過半数を切りました! 今週のカリフォルニア州の新規感染者数の1日平均は1394人。先週の1733人に比べても新規感染者の数は目に見えて減少中です。

カリフォルニア州が定める危険度地域の地図を見ても、現在大多数となる89%を占めるのがオレンジとイエローレベル。紫レベルは消滅し、赤レベルはわずか11%を残すのみです。州全体の今週の人口10万人当たりの平均感染者数は3.2人・陽性率1.1%・ICUの空き状況32.8%。今週も特に大きな変化はなく、安定しています。

最後に

このコラムを書いている5月20日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は3万6516人・死者数541人。先週の3万6400人・死者数539人に比べ、今週の新規感染者数の増加は116人。1日の平均数は16.5人、陽性率は0.6%、人口10万人当たりの平均感染者数・2人と変わらずに順調に減少中です。

今後どのように街の様子が変化していくのか、引き続きレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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