50%のワクチン接種が完了したサンフランシスコ。4月上旬の様子

公開日 : 2021年04月09日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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2021年4月1日から50歳以上の一般市民のワクチン接種がはじまったサンフランシスコ、4月6日にブリード市長は現在時点で半数以上の市民がワクチン接種を終えた、と発表しました。4月上旬のサンフランシスコの様子をレポートします。

現在時点のワクチン状況

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4月6日の段階で、16歳以上のサンフランシスコ市民の数は76万8789人。そのうち1回目の接種を終えた数は38万7623人。単純計算で約半数の人数が接種が完了したことになります。現在サンフランシスコでは1日1万2000人のペースでワクチン接種が行われています。

ワクチン接種に役立つサイト

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サンフランシスコ市に在住している方、もしくは仕事をしている方は無料で市内での接種を行えます。まず市の保健局が経営するこちらのサイトにアクセスし、枠がある場所を探しましょう。4月1日から一般市民の接種がはじまり、現在は非常に予約が取りづらい状況ですが、枠は足されているためいろんな時間帯でチェックしてみると空いた粋を見つけやすいです。

特に、現在FEMA会場として州が米国連邦緊急事態管理庁との共同運営を行うオークランド・コロシアムでは1日6000人もの接種者を受け入れています。サンフランシスコ市内からでもBARTを利用すれば、簡単に行き来ができるため枠が空いている場合はこちらもおすすめです。

現在の市内の様子

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カリフォルニア州が定める危険度レベルでオレンジを維持しているサンフランシスコ、市内では交通量が増えパンデミック以前のような活気を取り戻しつつあります。特にレストランは店内飲食がはじまり、バーも屋外であれば食事なしにアルコールを提供できることから、週末は特に混み合いを見せています。

天候がよくなってきていることもあり、さらに多くの人が外出や旅行を楽しんでいる状況に変わりつつあります。

カリフォルニア州の感染状況

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カリフォルニア州の州知事ニューサムは月曜日(4月5日)に現在感染対策として州全体で行っている規制を、6月15日に解除すると発表しました。

今週時点で危険度レベルが1番下の紫なのはわずかふたつの郡にとどまっています。赤レベルは18%の割合で現在22郡、黄色は80%の32郡のとなります。今週1週間の1日における新規感染者数の平均は「2675人」。今週の州全体の人口10万人当たりの平均感染者数は5.1人・陽性率1.8%・ICUの空き状況31.0%。先週に比べるとわずかですが、新規感染者数の数が増加傾向に傾きました。ここまで順調に減少を続けていたカリフォルニア州ですが、ここから他州と同様に増加がはじまるのか、注意深く見守る必要がありそうです。

最後に

このコラムを書いている4月8日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は3万5356人・死者数485人。先週の3万5129人・死者数471人に比べ、今週の新規感染者数の増加は407人。1日の平均数は58人。やはりこちらも増加傾向にあります。

今週の陽性率0.8%・人口10万人当たりの感染者数4人とこの数もわずかですが上昇傾向にあります。じわじわと増加が始まったカリフォルニア州、このまま急ピッチでワクチン接種を行うことで、次の感染拡大を食い止められるのか、まさにギリギリの攻防戦が続いています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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