8月中旬。感染のピークを過ぎたと言われるカリフォルニア州。サンフランシスコの様子は?

公開日 : 2020年08月14日
最終更新 :
筆者 : Katie M

全米の感染者数が500万人を超えた8月の第2週目。1日の感染による死亡者数も相変わらず1000人前後と厳しい状況が続いています。そんななか、今週カリフォルニア州知事が州の感染のピークを超えたという見解を示しました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

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カリフォルニア州の感染はピークを過ぎたのか?

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カリフォルニア州の感染者数のグラフを見ると、7月の後半を境に新規感染者数が徐々に減少しているのがわかります。7月の最終週の平均感染者数が9000人なのに比べて、8月第1週は6500人と確かに減少傾向に。ただし、今週に入って再度感染者の数が増加をはじめ、グラフはまた上向き傾向になっています。

果たして本当にピークが過ぎたのか、今の時点で断言するのはまだ早いと言えます。

先週と比べてあまり変化のないサンフランシスコ

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今週1週間はサンフランシスコにとってもあまり変化のない週でした。カリフォルニア州と同じように8月の1週目で新規感染者数が平均120人と最も増加したのち、今週1週間の感染者数は平均100人と減少しています。ただしこの数は現在横ばい状態で、減少傾向に向かっているわけではありません。

相変わらず7月17日に感染警戒対象地域に入ってからは、そこから抜け出すことができず、経済再開もストップしたままの状態です。

町の様子は?

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6月15日から始まったフェーズ2bの段階で止まったままとなっているサンフランシスコですが、たとえ営業が認可されていても自主的に自粛をしていた企業が徐々に再オープンをはじめています。

例えば、3月15日に感染拡大にともなって従業員と顧客の健康を守るために営業を一時停止した「サイトグラスコーヒー」は、テイクアウトのみという条件で7月8日にカフェの営業を再開。

それぞれの企業によって、店頭でのオーダーの受け取り方法など、感染防止のための細かな規則が決められ、ウェブサイトに記載されることで消費者の安心に繋がっているのを感じます。

最後に

このコラムを書いている8月13日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は7944人、死者数67人。先週の感染者数7228人、死者数63人に比べて新規感染者数は716人の増加となっています。 先週の増加数805人に比べると多少減少はしているものの、やはり1日100人もの新規感染者が出ている計算に。

先週のコラムでは「ついに7000人に到達してしまった」と記載していますが、ここ1週間ですでに8000人台になる瀬戸際まできています。効果的な打開策のないまま8月も後半に差しかかろうとしています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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