ロックダウン開始から8週間。現在のサンフランシスコの様子

公開日 : 2020年05月08日
最終更新 :
筆者 : Katie M

2020年3月17日からサンフランシスコで始まった「Stay at Home Health Order(自宅待機令)」。当初は3週間の予定でしたが、4月下旬に新たに5月末までの延長が正式に決定し、今なお自宅で過ごす日が続いています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

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経済復帰に向けて踏み出した週

今週は、完全な都市封鎖から徐々に一部のビジネスが再開できる最初の週となりました。基本的に屋外をメインに経営が成り立つ建築業や園芸店などの営業再開がはじまりました。

また一般市民でも、屋外をおもにソーシャルディスタンスを守れるのであれば、屋外でのレクリエーションを楽しむことができるように。この改定にともなって、まず感じるのは交通量が徐々に増え始めている、ということ。

先週までは走っている車が非常に少なく、道路を渡るのも非常に簡単でしたが、今週からはわずかではあるものの朝の通勤時間帯は車を多く見かけるようになりました。

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また、建設業も再開とあって、今まで一時休止されていた建築現場も作業を開始しています。それにともない静かだった町も徐々に昔のような喧騒が徐々に戻りつつある、と行った雰囲気です。

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これはサンフランシスコ港近くにある駐車場の様子です。以前は車が全然停まっておらずただの広い空間、といった雰囲気でしたが、今週からボート乗りを楽しむ人たちが駐車をはじめています。

これから徐々に暖かい気候になっていくサンフランシスコ、屋外でレクレーションを楽しむ人たちの姿が増えていきそうです。

現在の街の雰囲気

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徐々に天候がよくなってきた市内では、以前に比べて人の行き来も多くなってきたように感じます。サンフランシスコの規定では、営業しているスーパーやバスなどに乗る際には必ずフェイスカバーを着けるように義務づけられていますが、道を歩く際でもけっこうな確率で顔を覆っている印象です。

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また、今までは閉まっていたカフェやレストランも店頭販売を中心に営業を再開する店舗が増えてきました。写真はソーマ地区にある人気のカフェ。客は店頭でオーダーをしたら距離を取って待ち、置かれたコーヒーを受け取る方式が導入されています。

レストランも店頭受け取りやデリバリーを開始する店舗が徐々に増えてきて、規制はあるものの徐々に活気が戻ってきているように感じます。

最後に

このコラムを書いている5月7日現在、LA times の統計によると、サンフランシスコの感染者数は 1806人、死者数32人。先週の数字である感染者数1499人・死者数25人から、一気に300人ほどの数が増加しています。これは来週お伝えしますが、市内に設置された無料検査所によるもの。徐々にリアルな数が反映されている見通しとなりそうです。

カリフォルニア州知事のニューサム知事も述べたように、カリフォルニア州は全体的に感染者数のカーブはフラット化しつつあります。このままの状態を維持しつつも、いかに経済を復帰させるかが今後の注目すべきポイントとなりそうです。引き続き来週も新たな変化をレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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