ベイエリアバックロード(4) Bogleワイナリー
△サクラメントデルタのBogle Vineyards
ベイアリアバックロードの第4回目は、サンフランシスコの北東に広がる広大なサクラメントデルタを紹介します。
カリフォルニアの内部、州都サクラメントの南北に日本の国土の10%以上の広さのセントラルバレー)が広がります。それをを形成するふたつの川がサンフランシスコ湾に注ぎ込む場所がサクラメント・デルタとよばれる地域で、ほぼ関東平野の広さに匹敵します。サンフランシスコからサクラメントまで150km以上走っても標高は10mという平坦な土地です。
本日紹介するBogle Vineyardは、そのデルタに広がるブドウ畑のなかにあるワイナリーです。カリフォルニアワインの生産地といえば、ナパ・ソノマが有名ですが、実はカリフォルニアのワインのほとんどが、サクラメントデルタを含むセントラルバレーで生産されています。
△ボーグルワイナリーのブドウ畑
カリフォルニアの内陸には、東に連なるシエラネバダ山脈の豊富な雪解け水でできたセントラルバレーと呼ばれる盆地が広がっています。広さは4万7000平方キロメートルで、関東平野(1万7000平方キロメートル)の2.7倍の広さで、サクラメントの南北に広がっています。この広大な盆地を潤しているのが、サクラメント川と、サンワンキン川で、そのふたつがサンフランシスコ湾に流れ込んでいるのところがサクラメントデルタです。デルタだけで広さは2800平方キロメートルもあります。(神奈川県の広さが2416平方キロメートルです)
この広大なデルタは肥沃な土地で、農業用地として利用されています。なかでも果樹栽培が盛んで、最近はワイン用のブドウの栽培も広がっています。
カリフォルニアのワインというと、ナパが有名ですが、ナパのワイン生産量はカリフォルニア全他の5%とごく少量で、多くのカリフォルニアワインはサクラメントデルタを含むセントラルバレーで生産されています。
今回はサクラメントデルタの自家ブドウ園のワイナリを訪問してきました。ワイナリーの周りには広大なブドウ畑には新芽が伸びブドウの花芽が芽吹いていました。
△ワインショップの裏に広がる木陰でワインテイスティング
Bogleワイナリーは、家族経営の小さなワイナリーで、とてもリラックスした雰囲気でワインを楽しむことができます。ワインも美味しくて価格もリーズナブル。人気のカベルネソーベニオンも11ドル~とお手頃です。裏庭の木陰の下のソファーに座りゆったりと過ごすことができました。
■果樹園
デルタには、桃や、サクランボなどの果樹園が広がっていて、この時期一面の花を楽しむことができます。
△桃の果樹園
△桃の果樹園を上から
△いろんな果樹の花盛り
■ボーグルワイナリーへの行き方
サンフランシスコからは、ベイブリッジを渡り、CA24、CA160号経由で約1時間30分のドライブです。
デルタの道路は堤防の上に伸びていて、川沿いの気持ちの良いドライブを楽しむことができました。
△夕闇せまるサクラメントデルタのドライブ
下の地図で、拡大するとボーグルワイナリーが表示されます。
筆者
特派員
テッド@サンフランシスコ
2000年よりサンフランシスコ近郊で生活。定年後はサンフランシスコを起点に日本からの訪問者のご案内をしています。
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