【クラフトビール】アルマナック一押しビール"ヘイジーIPA"実はアメリカ発祥なんです
春になって益々良い天気が続き、もう毎日がビール日和なサンフランシスコ・ベイエリアです。さて、今回は、来週オープンする"アラメダポイント・ウォーターフロントパーク"すぐそばのブルワリー"アルマナック・ビールカンパニー(Almanac Beer Co)"のタップルームの紹介です。アラメダポイントと言えば、北米最大のフリマが有名です。掘り出し物を探しに行ったついでにできたて鮮度抜群のビールいかがでしょ?そして、後半は今流行りのヘイジーIPAってどんなビール?ってその豆知識です。
鮮度抜群タップビールでピクニック気分vs缶ビールも充実の家飲み対応
12時にオープン!と同時に人が押し寄せるようにオーダーに来ます。フードは外にフードトラックがありますので、そちらで購入、持ち込み可能です。
バーカウンター脇は、ギフトショップ。缶ビールもあり持ち帰り用に便利ですね。クラフトビール人気が高い今、缶ビールの生産も盛んになり、どこのブルワリーの缶ビールの充実ぶりは、半端ない昨今です。加えて、オンラインショッピングでどこからでも入手可能になりましたが、パンデミックで家飲みの機会やお取り寄せ機会が増え、販路が爆発的に広がりました。
早速、頼んでみました。バー頼む場合、キャッシュかクレジットカード。一杯だけならキャッシュでも良いでしょうが、タッチレス化でクレジットカードが推奨されて風に感じます。またクレジットカードの場合、追加注文があるかもしれない時は、"オープン"。その注文だけで会計する場合は、"クローズ"といいます。バーでは必ず聞いてきます。
アーティスティックなメニューボード...どれにしようか迷う前にデザインを見入ってしまい、何だか迷うようにデザインされているかのようです(苦笑)クラフトビールは、ラベルデザインやメニューボードのデザイン性も高く、ラベル見ているだけでも楽しいですよ。実際どのビールにしようか迷った時は、スタッフにお勧めを聞いたりしてもいいですね。好きなスタイル(ビールの種類)を言ったりすると、味見させてくれたりします。
ところでヘイジーIPAってなんぞや?
ビールと言えば、"ゴクゴク、プハぁ〜"この日もそんな感じの陽気でしたが、彼らのチョイスは、ヘイジーIPAでした。
【本日の3種類】
・Love IPA(ヘイジーIPA)アルコール度数6.1%
・Celestial Schematics Hazy IPA (ドライホップ)アルコール度数6.3%
・Loud! DIPA(ヘイジーダブルIPA)アルコール度数8%
まさに流行のスタイル"Hazy(ヘイジー)IPA"でまとまってしまいました。ヘイジーって日本語で、もや・霞・濁ったと言う意味、ヘイジー系は文字通り濁りのあるビールで、これグラスが曇っているわけではなくビール自体が濁ってるんです。色はオレンジっぽくて、ジューシーな味わい、苦味が控えめなのが特徴です。
さて、IPA(インディアン・ペール・エール)は、ご存知の方は多いと思いますが、ペールエールよりホップをたっぷり使って、香りと"苦味"が特徴でアルコール度数も高めのエール(Ale)です。比べてヘイジーの場合は苦味が控えめなのが最も大きな違いです。これは、ビールを作る際、麦汁を煮ていき、ホップは煮沸の際に投入するのです。ホップは高温で爽やかな苦味となりますが、香りは飛んじゃうんです。一方、ヘイジーは、ある程度発酵が進んだ段階で入れ、苦味の抽出度をコントロールしています。少し温度が下がった時に投入する事により、苦味は少なく、ホップの香りが際立つビールができます→超〜〜ざっくりですが、ドライホッピング(Dry-Hopped)製法といいます。
そして、見た目の特徴の"霞み"は、口当たりを柔らかくする為に、小麦やオーツ麦を使うことがあります。ホップのポリフェノールと麦のタンパク質が合体してでき濁ったようなビールができます。小麦を使ったビールの代表みたいなのが、"ヒューガルテン・ホワイト"や"ブルームーン"があります。ビールの苦手な方でもこれなら飲めるって言うくらいフルーティーなビールです。
アルマナックのタップルームとヘイジーIPA,いかがでしたか?
ちなみにこのスタイル発祥地は、ニューイングランド地方バーモント州説が有力で、アメリカ発祥のビールと言われています。そして発祥地にちなんで"ニューイングランドIPA"、トロピカルでジューシーなので、"ジューシーIPA"とも言われています。なのでヘイジーIPAは初めて聞いたかもしれませんが、ひょっとしてもう飲んでいるかもしれませんよ☆
適正飲酒を心がけ美味しいビールを楽しみましょう。Cheers!
【Almanac Beer Company】
住所:651B W. Tower Avenue Alameda, CA 945011
Tel:415-992-3438
URL:https://almanacbeer.com
タップルームのオープン時間:月〜木12:00pm〜21:00金土12:0022:00日12:00〜20:00
フードトラックスケジュール等:https://almanacbeer.com/pages/taproom
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筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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