3月日本入国の待機措置緩和で出張解禁?コンベンションも多くなる(ラスベガス)

公開日 : 2022年03月01日
最終更新 :
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▲待機中のANA

日本時間3月1日午前0時から、日本入国の規制が緩和されましたね!

お里帰りも我慢して耐えた2年間、コロナと上手く付き合いながらの生活ですが、気持ち的には、いつでも日本に行ける(帰れる)ようになった気がします。

【日本時間3月1日午前0時以降、米国から日本への帰国・入国の方】

ブースターショット(ワクチン3回目追加接種)接種済みか否かで待機措置が違います。

①ワクチン3回目追加接種者"済"の方→ 入国後の自宅等待機は必要なくなりました。

②ワクチン3回目追加"未"接種者→ 7日間の自宅等待機を求め、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の必要はない。

詳細は下記ご覧ください

オミクロン株や日本帰国後の待機措置の関係で海外出張できずにいた方もいましたが、カリフォルニア州がいわゆる指定地域から外れた事で、待機措置が緩み、出張で来るビジネスパーソン増えるはず。そこで今回は、ラズベガス・コンベンションセンター(Las Vegas Convention Center)内部と周辺、コンベンション都市の条件って?全米で一番大きな会議場とは?のです。モスコーニ・センター(Moscorne Center)ともちょっと比較して...コンベンションで出張にいらっしゃる方へプチ・ティップで旅前な話です。

ラスベガス・コンベンションセンターの様子

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▲LVCC West Hall

ラスベガス・コンベンションセンター(Las Vegas Convention Center/LVCC)は、大きかった。建物は、ストリップ地区のラスベガス通り(Las Vegas BLVD)から見えます。デュース(Deuce)のコンベンションセンターバス停から歩いてみましたが、歩けど歩けど建物の大きさは変わりませんでした。この会議場は後にリストでも紹介しますが、全米で二番目の広さを誇ります。ノースホール・セントラルホール・サウスホールと新しくできたウエストホールと4つのキャンパスでできています。"ループ(Loop)"という地下トンネルを利用しての移動システムは、歩くと25分以上かかりるのを2分ほどで繋ぎます。1時間に4400人利用できるようです。(Loop詳細)

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▲South Halls

ラスベガス通りのバス停から徒歩10分くらいでウエストホール。更に5分弱で、目的地サウスホールに到着しました。今回参加したのは、全米最大規模のフードショー(食品見本市)毎年夏・冬2回開催されています。パンデミックで中止を余儀なくされましたが、昨年夏のニューヨークで再開されました。例年冬は、サンフランシス・コモスコーニ・センターだったのが、今年はラスベガスで開催されました。

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▲エントランスからエスカレーターで2階へ

入場前にワクチン接種カードを提示。確認済みリストバンドを着けてくれます。そしてエントランスへ、受付会場へ向かいます。資料を受け取り会場に向かいました。エスカレーターから見た1階エントランス、ここはレセプションにも使われることもあるそうです。正面にカフェ『ACES』、左側に『FedEx』があります。

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▲2階廊下

ガラス張りの明るい2階廊下は、レセプション会場としても使えます。広々して圧迫感もなく、どんなに大勢いても"混んでる感"がなかったです。

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▲目の前はモノレール駅

モノレールもあります。コンベンションセンター以南のホテル滞在の場合は便利です。サウスホールの前が駅になります。今回滞在したホテルは北側だったので、デュースを利用しました。会議によってはシャトルバスも運行されます。

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▲券売機

モノレールの駅にも券売機はありますが、エントランス付近にも券売機が設置されていていました。

ラスベガスモノレールについて 日本語でこちらを参照してください。

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▲平面で構成されていた会場は分かりやすい

SFモスコーニセンターでは、連絡通路を挟んで、南北二つのホールを使っていました。LVCCは、サウスホール一面、広い分歩きますが分かりやすく、動線もスッキリでした。

平面を広く使え見渡せる空間スペースが必要な展示会ビジネスには適していますね。

コンベンションシティーとなる要素が大ありなラスベガス

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ラスベガスと言えば、華やかなショービジネス都市のイメージですが、実はコンベンションシティーとして大変有名です。

【アメリカで大きなコンベンションセンタートップ10】

1:シカゴ McCormick Palace(24万m2)(サイト)

2:オーランド Orange County C.C.(20万m2)(サイト)

3:ラスベガス Las Vegas C.C.(18万m2)(サイト)

4:アトランタ George World Congress Center Authority(14万m2)(サイト)

5:ラスベガス The venetian Expo & C.C.(11万5千m2)(サイト)

6:ルイズビル Kentucky International Center(10万m2)(サイト)

7:ニューオリンズ Ernest N.Memorial C.C.(10万m2)(サイト)

8:ヒューストン NRG Park(9万8千m2)(サイト)

9:ラスベガス Mandaley Bay Resort & Casio(9万6千m2)(サイト)

10:アナハイム Anaheim C.C.(9万4千m2)(サイト)

*世界一大きい会議場は、ドイツ・ハノーバー(広さ49万6千m2)

*ちなみにサンフランシス・コモスコーニセンター(4万7千m2)

上の表は、全米のコンベンセンターの広さトップ10をまとめてみました。シカゴの会議場を見た時は、本当に大きくてびっくりしましたが、なんと3番目に今回の会場のLVCCが入っています。そして5番目にベネチアン、9番目にはマンダレイ・ベイとラスベガスから3ヶ所ランクインしています。"仕事でラスベガス"とはよく聞くのですが、なるほど理解できます。コンベンションは全米規模、世界規模なので会議に参加された方の宿泊施設がとても重要です。ご存じのようにラスベガスには、カジノホテルが沢山あり、客室数の数トップのほとんどがラスベガスです(北米ホテル客室数トップ15)観光局からの数字ではホテル・モーテルの部屋数約14万8千室('17年)あり、年間の展示会・会議数が大小合わせ2万件近く('17)ありました。立派な会議場があっても宿泊施設がなくて参加できない!事態にはなりにくいわけです。LVCC周辺には現在建設中の建物もあり、ストリップ地区、ホテルが増殖中と言った感じです。パンデミック以降リモートで会議・展示会と開催方法は多様化していますが、味見して、触ってみて、匂いを嗅いで、その心地よさ、温度などは、現場で分かったりします。

 そして、会議終了後など気軽に楽しめる観光地があるというのも魅力です。徒歩圏内のストリップ地区は、世界屈指のレストランがあり、ショッピングも楽しめ、ショーも気軽に観る事ができるし、毎日お祭りみたいな場所。少し足を伸ばせば、自然を満喫、グランドキャニオンなど国立公園もあります。同伴で来られる方も飽きる事ありませんね。ビジネスの訪問者が常にあるのでホテルのスタッフの対応も非常に的確で素早い対応をしてくれました(私の経験)

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パンデミックで海外出張も行けない状況でしたが、待機措置が少し緩和された事で、アメリカ出張がかなり楽になっていくのではないでしょうか。観光客の方にも朗報ですね。

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▲ショー終了後、主催者によるパーティも暖かいのでアウトサイド

いかがでしたか?

今回、食品見本市に参加し、ラスベガスがコンベンションシティーなのを肌で感じ、商談の様子は、ビジネスが動いている実感しました。正直希望の光が見え、今回紹介させていただきました。

とは言え、感染力が強いオミクロン株、感染した知り合いもいました。

(幸い軽症で、10日ほど自宅隔離で仕事復帰しています)

引き続き油断せずに日々を過ごしてまいりましょう。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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