【ヨセミテ国立公園】トゥオルミグローブでプチ散策

公開日 : 2021年09月05日
最終更新 :
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見どころ満載のヨセミテ国立公園でも、なかなか紹介されない場所もあります。多分その一つが『トゥルミグローブ(Tuolumne Grove)』かもしれません。足慣らしで歩くにもちょうど良いトレイルです。

サンフランシスコから120号線を利用。北口(ビッグ・オークフラット入口)から入園、ビッグ・オークフラットロードを通ります。クレイン・フラット(Crane Flat)からタイオガロード(Tioga Road)に入って直ぐ左側にパーキングがあります。

初級者向けプチ・グローブ散策

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▲初心者向けで歩きやすい

トゥオルミグローブは、マリポサグローブ(Mariposa Grove)に行く時間のない人にはおすすめとあります。

公園の混み具合案内にも"マリポサグローブより混んでいない"と書いてあり、何かとマリポサグローブと比較されるトゥオルミグローブです。巨木のセコイアあったり、冬場は閉鎖となってしまうあたりも似ていますね。

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▲可愛い木橋

パーキングから歩き始めて、緩やかな下り坂を降りて行きます。(1860mから120mほど下る)ここのハイキングレベルは初級。歩きやすい靴なら安心して歩ける2時間くらいのコースです。先ほどの地図に、木の橋が4つあるようです。お昼くらいで時間的に暑さのピークに向かいますが、直射日光が当たらない所は気持ちいいくらいでした。

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▲歩きやすい

一周2.5マイル(約4km)のトレイルの途中には、トイレや給水所はありませんので、おトイレはパーキングで、お水も忘れずに持ってくださいね。

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▲ハナミズキの種

春頃のヨセミテのツアーでは、「日本はアメリカにソメイヨシノを送りましたが、アメリカから日本に送った植物はなんでしょう?」というクイズが出るそうです。

こ・た・え→ハナミズキ(Dogwood)

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▲Dead Giant Tunnel Tree

マリポサにはカリフォルニアトンネルツリー(California Tunnel Tree)がありますが、トゥオルミグローブにも同じく『デッド・ジャイアント・トンネルツリー(Dead Giant Tunnel Tree)』というのがあって、いよいよトンネルツリーに到着です。

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▲お決まりのポーズ

トンネルツリーで必ず皆さんがする両手を広げて立った状態の"大"の字です。

訪れたのが、レイバーデー週末前、気温が30℃近くありました。行きは下りでも、帰りは登る事になるので油断大敵です。自分のペースを保って歩いてください。

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▲焼けたけど復活の木

このトレイルには時々、どーしてこうなるのか不思議な木があります。木の中は真っ黒焦げでも外側は普通に木の皮になっている樹木。落雷や火事で木は焦げてしまったが、生きている部分からカサブタみたいに焦げている部分を覆い始めて最終的には幹の色になるそうです。例えば、伐採した時に年輪の一部に焦げの部分があったとすれば、その年に火事で焼けてることが分かる訳です。今少しだけ見えている焦げた樹皮はいずれカサブタに覆われ、この木の歴史、年輪の一部となるんですね...

【トゥオルミグローブ】

tuolumune Groveハイキング情報(ヨセミテハイク

他にもある"グローブ"

Merced Grove(ハイキング情報

Nelder Grove(ハイキング情報

そして、超有名なマリポサグローブ

The Mariposa Grove(ハイキング情報

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クレイン・フラット(Crane Flat)エリア内、ビッグ・オークフラットロード(Big Oak Flat RD)にあるシェブロンのガソリンスタンドで給油もお忘れなく! 公園のガススタは、値段が高い($4.37/gl)と相場が決まっていたのが、なんとサンフランシスコ市内の方が高かったのに驚きました。

売店は閉まっていますので給油と公園情報パネルのみです。

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▲大統領のキャンプ地

ここは、"テディベア"の大統領で有名なセオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)大統領が、1903年5月17日、ジョン・ミューア氏(John Muir)と二人でキャンプファイアした場所。私達は"大統領のキャンプ地"と言っています。エルポータルロード(El Portal Rd)沿い、ポホノブリッジ(Pohono Bridge)近く、こんな所で!!くらい、通り過ぎてしまう場所です。

今回ご紹介したトゥオルミグローブは冬場閉鎖になります。10月以降は特にお天気情報には注意してください。来春は5月頃がめどになるようです。来年春には安心して旅行ができるようになっていますように。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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