【モノ温泉】温泉フリークは入湯してみる価値ありの泥温泉

公開日 : 2021年08月23日
最終更新 :
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今回は、先週行ってきた。秘湯『モノ温泉(Mono Hot Springs)』の話です。コロナの終息が見えないままですが、自由に往来できるようになったら、そしてなんといっても温泉マニアの方には是非"挑戦"してほしい温泉です。知る人ぞ知るモノ温泉ですが、実はどこにあるかよく聞かれます。モノ湖の奥地にもあるのですが、そことは別の温泉で、フレズノの東側、ヨセミテ国立公園とセコイア・キングスキャニオン国立公園のちょうど間に位置します。

カリフォルニアの秘湯

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▲ドライビングテクニック必要な細道

サンフランシスコからは、何通りか行き方がありますが、今回は、I-580→I-5→CA99→マデラから145号線→シェーバー湖→ハンティングトン湖を経由して行きました。マップの経路案内に従って行けば良いのですが、距離のわりに到着時間がかかり、不思議に思うかもしれません。それは最後の1時間弱の道路が車一台すれ違うのがやっとの山の斜面を這うような岩だらけの凸凹道(時速10マイル表示あり)です。運転になれた方、そしてSUVで行く事をお勧めします(今回の車両TOYOTA 4runner)いかに秘湯か想像できますね。

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▲受付兼ショップ

給油もお忘れなく、シェーバーレイク(Shaver Lake)が最後のガソリンスタンドの場所になります。また何か細かい買い物をしたい場合もここでどうぞ。小さい町ですが可愛いショップもあったり、美しい湖の散策にも良いですよ。ここから1時間ちょっとで目的地到着です。

険しい下り道を過ぎ、サンワキン川の橋を渡ると、ログキャビンの建物が点在した人里離れた集落のように温泉地が現れます。その一番大きなのが受付兼ショップです。

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▲ショップ内

受付はこのショップ内。またキャンプサイトもあるので最低限の食呂品も調達できます。

Wi-Fiはこのショップ周辺のみとなります。基本的には使えないと思ってくださいね。

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▲カフェ

『リバーロックカフェ(River Rock Cafe)5~8:30pm』

キッチン付きの石造りのキャビンを借りたので、私たちは利用しませんでしたが、バッファローバーガーは食べてみたかったです。

お部屋

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▲マックス6人

キャビンサイトとテントサイトがあります。利用したのが、2ベッドルームのストーンキャビン(Historic Stone Cabin)

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▲テントサイト

こちらは、テントサイト。中を見ることはできませんでしたが、こちらは外に水道もあり、外で調理することもできます。

また、キャンプサイトもあります。

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▲リビング

室内は本当にシンプル

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▲フルキッチン

いわゆる"フルキッチン"調理器具もほとんど揃っています。材料さえあれば豪華な夕食が堪能できます。

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▲マスターベッド

フルサイズベッドのマスターベッドルーム。ここには小さなタンスもついていました。

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▲ツインベッドx2

子供部屋と呼んでました。シングルベッド(Twin Size)が二つで、タンスの代わりに壁に沢山フックがついていて、洋服は全部そこにひっかけました。またリビングにはフルサイズのソファーベッドがあるので、これで合計6人泊まれるようになります。

アメリカの温泉はぬるいは本当

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▲オールドペドロ

温泉は、山の斜面にポコポコと小さい温泉が何箇所かあります。小さければ一人、大きくても大人3〜4人くらいの大きさで、大浴場というものはありません。基本水着着用ですが、生まれたままの姿で利用している方もいらっしゃいます。

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受付の際、エリアマップをもらいその地図の載っている温泉を探し当てていくのですが、地図にはない温泉もあって、今年は枯れちゃってお湯が出ていなかった場所もありました。

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▲マッドバス

マッドバスって聞こえはいいですが、本当に"泥"です。マッドバスの周りは、雑草が生い茂り、正直初めて足を入れる際はかなり勇気がいるし、足元もドロッとしていて、そのまま足が抜けないのじゃないか心配になります。お湯から上がる時はその雑草を引っ張ってどっこいしょと言う感じです。

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▲藻が浮かんでいます

朝一番で行くと透明なお湯ですが午後になると人の出入りで濁ってしまいます。今年は、大量の藻が発生していました。ここの泥はきめ細やかなで顔に塗ってクレーパックになりますよ。

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▲メドー

獣道のような小径を歩いて各温泉に行きます。そんなわけで私は道に迷ってばかりでした。草にスリッパが埋まって取れなくなる事もあるので、時々一個だけサンダルも見かけます。

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▲川沿い温泉

サンワキン川では川遊びも楽しめますし、川沿いの石で囲った名もなき温泉があります。日本の温泉に最も近いかと思いました。ここは透明で足元が見えます(苦笑)湯の温度も比較的高く、ゆったり浸かっていられます。看板はありませんので誰かが浸かっていたらそこが温泉です。

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▲バスハウス

泥んこ温泉を堪能した〆は、バスハウスで洗い流せます。

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▲懐かしのバスタブ

猫足の白いホーロー製の湯船。受付でバスタオルを借りて目安は一人30分。夕方は若干混み合うので時間をずらすといいですね。朝一番も意外に混んでます。シャワールームもあります。今は閉鎖中でしたが、予約制でマッサージもできるようです。

川遊びも楽しめるので、上流まで登っていき持参した浮き輪でラフティングもできます。持ってきた方がいいかもしれません。また私たちが到着した前日にトラウトを放流したそうで、早朝の釣りは、入れ食いだったそうです。もちろん焼いて食べちゃいます。

夏休みも終わり、サンフランシスコは新学期や入学式を迎えます。冬場は閉ざされてしまうカリフォルニアの秘湯モノ温泉。かなり気が早いですが、来年の夏休みの計画に加えてみてはどうでしょうか?その時までにはコロナが終息していて欲しいですね。

【モノホットスプリングス】

住所:70000 Edison Lake RD, Mono Hot Springs,CA 93634

電話番号:559-325-1710

URL:https://www.monohotsprings.com

Cafe:毎日17:00〜20:30

2021年11月1日まで予約受付中です

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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