サンフランシスコ市ワクチンパスポート提示8月20日より開始(2割の現実が起きた)

公開日 : 2021年08月19日
最終更新 :
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先月末、市に勤めている友人から「近いうちに必要になるから」とワクチンパスポートとも言っているCDCのワクチン接種カード(COVID-19 Vaccination record Card)のQRコード版サイトを教えくれました。とりあえずQRコードを保存しておいていました。振り返れば、私のワクチン接種の頃は、予約が取れないワクチン難民と言われる人達が、何時間もかけて接種会場に行ってた頃でした。往復4時間かけて手に入れたカードでしたが、野球場に行っても、飛行機に乗る時も財布に入ったままで、日の目を見る事もなく時は過ぎていきました。

しかし、先週木曜日サンフランシスコ市長ロンドン・ブリード氏から市内の各事業主あてにメールが届いた内容は、『8月20日以降、サンフランシスコ市内の飲食店など入る際、ワクチン接種完了の証明書が必要』というもので、就労している人達も接種完了が義務となり(施設の貼り紙PDF)初めてワクチンカードを他人に提示する機会がきました。

ワクチンカード - 1.jpeg

▲これがいわゆる"ワクチンパスポート"

サンフランシスコ市民の78%が既に接種完了しているので、日常生活にあまり関わりない気がしないでもありません。ざっくりどうなるかをお話ししますと、20日深夜0時から、CDC発行のワクチンカード(コピー可)、医療機関発行の書類の提示がなければ、以下の施設内には入ることができません。入り口でお店の方に確認してもらい、マスクを着用して中に入ります。

お酒など買う時に"IDプリーズ"言われますが、それと一緒です。

*バー

*レストラン

*クラブ

*ジム

*千人以上の室内イベント

ただし、"屋外イベント/アウトドアダイニングは可能"(ワクチンカードが無くてもOK)また健康的理由によりワクチン未接種の方もいますが、医療機関の診断書があれば良いそうです。

スクショQR - 1.jpeg

▲RQコード

サンフランシスコ市は、アメリカで最初にワクチンカード提示を施行する都市となりますが、新法律で私自身に火の粉がかかってくるとは思いもよりませんでした。と言うのが、ワクチンカードを持っていない人がいて、回り回って事実上、仕事が不可能になってしまいました。入り口の貼り紙には10月13日までにワクチン完了すればよいと、猶予的措置もとられています。医療機関が発行する身体的理由書類か、ワクチン接種予約(証明書)があれば引き続き仕事はできますが、どちらかが整うまで、スケジュール調整で待機...><

8割近い接種率で打っていない人は周囲にいないと思っていましたが、(100%-78%)の22%の人達が現実にいたのにちょっとびっくりしました。接種していない方は、健康的理由、宗教、思想的な様々な理由があって賛否は問えません。私も接種するしないは、本人の選択と考えています。

さて、施行初日から少しバタバタすると思いますが、金曜日は、実際どんな対応なのかワクチンカード持って出かけてみます!

サンフランシスコ市ワクチン提示について(こちら

ワクチン証明書デジタルレコード(QRコード)について(こちら

*RQコードはスクショしておくといいですね!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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