【驚異の映像】世紀末か!? まるでSF映画、オレンジ色のサンフランシスコ

公開日 : 2020年09月10日
最終更新 :
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▲9日朝7:50

日本でもニュースになったようですが、9日サンフランシスコ・ベイエリア周辺でまるでSFの世界。すべてがオレンジ色の1日になりました。朝起きた瞬間「夕方まで寝過ごした!」と驚いたほど、3年前の皆既日食より、桁違いに暗い1日でした。

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▲朝8:00ベイブリッジ

8時はとっくにベイブリッジのライトアップは終了しているのに、まだついてました。カリフォルニア州北部の山火事もそうですが、オレゴン州でも山火事が続きその煙が、移動してきた気流によって大きく弧を描きながら南に流れ灰とともにベイエリアを包み込みました。理屈としては、波長の短い青い光線が上空の埃で跳ね返され、波長の長い赤い光線だけが届いているんですね。降灰もあり屋外にあるものの上は薄ら白く、一日中薄暗かったです。頻発する山火事で8月以降大気汚染も深刻な状態が続き、先週末は、歴史的な高温で内陸部では空気の汚れが最もひどいハザードになったり(参考チャート↓)していました。

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幸い、サンフランシスコ の空気は予想に反してモデレートを悪くはなく焦げ臭い匂いもありませんでしたが、喘息のある方などは特に室内にいるようにと言っています。

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▲朝9:20SFO

9日は東京(NARITA)からのUA838便のお迎えがあリました。気象条件が悪く遅延かと思っていましたが、定刻より早く到着。コロナ安全対策のおかげで、乗客は少なくエコノミークラスでもほとんどシートで横になって寝てこられたそうです。また到着してから、コロナの関してアンケートはあったものの検査はなし(乗ってこられた方の話です)30分弱でロビーに現れてくれました。

皮肉なことにサンフランシスコ空港のグリーンのライトとコントラストが美しいと絶賛され......

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▲11:30工事現場

建設現場は明るさが必要なので、終日ライトをつけて作業。またいまサンフランシスコもシェアスペースプログラムを利用してダイニングスペースを作っている飲食店もランチタイムでありながらライトをつけて営業していました。

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▲12:00

とにかく、みんな写真撮りに大忙し。

「不吉な(ominous)」という言葉も目にしました。「オレンジブランケット(Orange Blankets)」というメディアもありました。山火事・コロナ、世紀末のような光景でした。

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▲午後2時頃

お昼過ぎたら少し明るくなったけど、この日はなんかカラスの鳴き声が一日中していました。

サンフランシスコに長く住んでいる人も、こんなの初めてと驚いています。地元NBCでもこのオレンジ色の映像がありました。

空気の汚れが、非常に気になりますから"エアーナウ"も参考にしてください。

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比較画像として前日職場近くで今日はオレンジっぽいなぁと思って撮影したもの↓

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9日に比べると8日は普通の写真に見える。

なぜなら太陽が見えるから......

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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