【サンフランシスコ・コロナ禍8月第二週目】PPPと歯医者に行けた関係

公開日 : 2020年08月12日
最終更新 :
Macy

▲メイシーズ

"お盆ウィーク"毎年日本から大勢の観光客の方達がユニオンスクエアを歩いていますが、今年は全くと言っていいほど見かけません。見てるとメイシーズに入っていく人もいますし、サックスも今週から玄関の板外してますね。夏休みの後半アメリカ国内からのお客さんが多いです。

メイシーズ:https://l.macys.com/union-square-in-san-francisco-ca

サックス5thアベニュー:https://www.saksfifthavenue.com/locations/s/sanfrancisco?exclude=7456&latitude=37.788621&longitude=-122.408069&page=1&storesPerPage=3

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▲ケーブルカーパウエル線

この半年近く、地下ケーブルだけが動き続けていた"ケーブルカー"が動いてました!カリフォルニア線はまだですが、パウエル線の車両には乗務員さんのみですが乗車しグリップ握ったり何やら談笑中^ ^

サンフランシスコのアイコン・ランドマーク(1964年歴史的サイト)が動き出すってとても嬉しいです。

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▲アウトドアダイニング

アウトドアダイニングがかなり増えてきたサンフランシスコですが、ユニオンスクエアは住んでいる人があまりいないせいか、アウトドアダイニングのオープンが遅くなっていました。今月に入り少しずつオープンし始めていますね。ローカルの人達が多く住んでいる住宅地近くの商店街は、早々にとりあえず的な資材で囲いを作り、ホームセンターでピクニック用のテーブルセットを買って、歩道脇に設営し営業再開しています。散策がてらに覗いたりしてるんですが、グリーンをふんだんに使いハイエンドなダイニングもあれば廃材利用風なダイニングスペースまで様々あって、楽しませてくれています。

最近特に増えた理由は、"通称ピーピーピー(PPP)"を活用する事業主もいるのではないかと思われます。

『ペイチェック・プロテクション・プログラム(Paycheck Protection Program/通称PPP)』

政府のコロナ救済措置の一つで、主に小規模の事業主に対して返済なしまたは、超低金利のビジネスローンプログラムです。ざっくりですが、このローンの60%は従業員へのお給料、40%は会社の運営資金という使い方をします。私の知る限り事業主が申請して審査がとおれば概ね1ヶ月くらいでローンがおります。また、失業保険の特別金($600/週)の期限が切れる8月を目処に、ローンを利用する会社もありますので、今月からは、飲食店を含め小さな会社は動きだすのではないでしょうか。

スモールビジネスアドミニストレーション給料保護プログラム

(Small Business Administration PPP )

https://www.sba.gov/funding-programs/loans/coronavirus-relief-options/paycheck-protection-program

歯医者さんもPPP?

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▲クリーニング後にもらうお土産

ところで、歯医者さんの定期検診はコロナ禍中は、どうしてましたか?

歯医者さんは、ロックダウンと同時にクローズしてしまいましたが、ようやくかかりつけの歯医者さんが予約を開始して、早速チェックアップとクリーニングに行ってきました。本来5月だったのですが、お医者さん自らコロナの影響でやむなくキャンセルと連絡をくれた丁寧さに、再開したらすぐ予約を入れるからと約束。先週予約開始の知らせが来て、実に半年ぶりの歯医者さん。

エレベーター降りたら目の前にハンドサニタイザー。待合室前にサニタイザー。椅子はあっちとこっちの2つだけ。スタッフは皆同じ顔ぶれでとにかく再会を喜んだが、「その前に、検温(97.3≒36.3)」そして、アシスタントさんが診察台に案内そして検温。診察台で前掛けしてもらって、手の消毒とうがい、スクリーンにカルテを表示し先生を待つ...「僕のファースカバーどこ?」と遠くで主治医の声。このクリニックほんと再開したばかり!先生は半年分丁寧に診てくれました。途中で「アッ検温した?」と手を止めた。私は指で973と表した。コロナ後の再開でまだぎこちない対応でちょっと微笑ましかった。先週から歯医者さんから連絡が来たという同僚も何人かいる。一般歯科医院予約開始し始めてるように感じます。歯科医もPPPで営業再開か?

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▲歯医者ビル

実は、ユニオンスクエアには、様々な診療科目の個人のクリニックが入居している"メディカルビルディング"があります。日本だと"メディカルタウン"という事もあるそうです。住所がそのままビルの名前になっている『450サタービル(450 Sutter Building)』は、歯科が多く入ってるので"歯医者ビル"と呼んでいます。1929年にできたマヤリバイバル(Maya Revival Architecture)建築様式で1920〜1930年代にアメリカで流行った近代建築様式...ロビーの装飾は圧巻です

*建築に興味のある方は是非エレベーターホールもご覧ください*

この歯医者ビル、旅行者の方にはちょっとありがたい日本語対応、旅行保険も適用の歯医者さんが入居してるようです。あまりお世話になりたくないですが、ユニオンスクエアにあるので覚えておくといいかもしれませんね。一般歯科、矯正歯科、口腔外科、歯周病専門医etc...口の中に関してはこのビル内でほとんど治療できるし、場所柄交通の便も良いので、近郊から治療に来る方もいます

もう一つは、『490 Post ST Medical-Dental Building』は、1928年にできた一般内科を中心としたメディカルビルです。

ちょっとずつ日常への変化

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▲Fライン

マーケット通りに『Not In Service』と運行はしていないものの、Fラインが走ってました。

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▲掃除中

反対車線ではミュ二の方が線路の溝掃除をしてました。土や埃がいっぱいでてました(苦笑)

まだまだ先行きが見えていないのですが、少しずつ、サンフランシスコは元に戻り始めようとしているかもしれません。

今週あるいは来週から新学期のサンフランシスコです。近所の小学校では、制服を着慣れない子供たちが玄関で迎えの車を待つ秋の風物詩なのですが、今年は見る事はできません。

ミュ二旅行者用サイト:https://www.sfmta.com/visitors

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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