【ヨセミテ国立公園】最新情報今の観光地の様子

公開日 : 2020年07月13日
最終更新 :
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▲期間限定景勝地グレーシャーポイント

ニュールールの元、先月再開されたヨセミテ国立公園に行ってきた時の様子をご紹介します。今年は夏休みらしい休みのない方もいっらしゃると思いますが、コロナが収束し、安心して旅行ができる時、時期的に今が最もヨセミテにいらっしゃる方が多い時期なので来年の計画に参考にしてもらえると幸いです。再開されて直ぐにホテルを予約してみたのですが、予想以上に部屋が取れなかったのに驚きました。既に来年の予約も視野に入れてプランを立ててる方もいらっしゃるようでした。

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▲ヨセミテバレーロッジ客室

コロナの状況下で、公園内ホテルは宿泊で利用した部屋は消毒のため24時間空けておくそうです。今回バレーロッジのお部屋は少なくとも一昨日チエックアウトしている部屋なのだそうです。室内のアメニティーは最小限度、必要かなぁ〜と思ったら持っていくことをお勧めします。2020夏シーズンのヨセミテバレーロッジのチェックインタイム17:00チェックアウト10:00チェックアウトは鍵をドロップする箱に入れるだけです。

*問合せ電話番号:209-372-1001*

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▲スターバックス

ヨセミテバレーロッジのショップ営業時間⇩

【ヨセミテバレーロッジ】

Base Camp Eatery:7:00〜10:00・11:00〜14:00・16:00〜21:00

Starbucks:7:00〜15:00

Mt Room Lounge:17:00〜21:00

Gift Shop:10:00〜18:00

Bike Rentals:8:00〜16:00

また、現在カリフォルニア州全体はフェイスカバー/マスクが必要です。

罰金を課せられる可能性もあるので、予備も含めて何枚か用意しておくといいです。

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自動販売機にマスクあります(6ドル)

公園内に滞在できたら是非体験しよう

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▲夕陽のハーフドーム

公園内の宿泊出来た場合の特権は、朝昼夕夜までの景色が堪能出来る事ですね。スインギングブリッジ(Swinging Bridge)でバーベキューエリアがありますので、場所取り頑張ってみてください。日没少し前にセンチネルブリッジ(Sentinel Bridge)に行ってハーフドームがオレンジ色になるのを観察してみましょう。

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▲クックメドー

徐々に暗くなっていくクックメドー(Cook Meadow)の散策もお勧めです。両サイドの谷間の草原ではかつて、放牧地だった所で、食事を作ったりしていたので"料理する牧草地"

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▲ヨセミテ滝

見えるのが、落差739mのヨセミテ滝。日が陰ってくると少し肌寒くなりますので、近くの散策でも羽織るものを持っていくといいでしょう。また夕刻は野生動物達も散策の時間になるので、ひょっとすると遭遇するかも? その際は動物との距離に注意してくださいね。

暗闇の写真はうまく撮れなかったのでごめんなさい。実は今回、最も感激したのが、夜の散策!

バレーの星空観察は宿泊者の特権です。月がなければ満点の星空、月がある時は山の斜面の岩肌は月光で照らされ、まるで月が雪山を照らすような幻想的な風景になります。満月に近い日程で滞在される場合は、月齢要チェック!しかし、なれない道だし足元は十分に気をつけてください、念の為懐中電灯は用意しておきましょう、

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▲朝のヨセミテ滝

朝日が出たらスタバついでにヨセミテ滝までの散策をお勧めです。少しひんやりした滝の麓で飲む一杯のコーヒーは、宿泊者しか味わえない事ですよ。

グレーシャーポイント・トンネルビュー・ツオルムネメドー

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▲ギフトショップ

冬場は雪で閉ざされるグレーシャーポイント(Glacier Point)、ここがオープンすると本格的なヨセミテのシーズンです。標高2199mからのハーフドーム、ヨセミテ滝、バーナル滝、ネバダ滝は絶景。リスが至るところにいるので逆にありがたみが感じなくなるほど、岩場なので足元が滑りやすいので気をつけてください。ここから4マイルトレイルは、オバマ前大統領が歩いた場所として有名になりましたが、比較的歩き易いコースです。ギフトショップは、9:30〜15:00オープンしています。

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▲グレシャーポイントの観光客

春先から秋までの限定期間の景勝地グレーシャーポイントは、やはりこの時期外せない観光ポイント。夏場に訪れる機会がある場合はコースに組み込みましょう。

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▲トンネルビューの観光客

大型観光バスで訪れてもここは必ず止まりますから、ここはご存知の方は多いと思いますが、このトンネルビューのU字溝は、地球の出来方を説明する絶好のモデルとなります。世界遺産の自然遺産の登録されているヨセミテですが、選ばれた理由の『自然の景観美』『地球の歴史』をご覧くださいね。

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▲テナヤレイク

こちらも冬期間(11月〜5月)は閉鎖になってしまう、タイオガロード(Tioga RD)を道なりに行くとオルムステッドポイント(Olmsted Point)からテナヤレイク(Tenaya Lake),ツオルムネメドー(Tuolumne Meadow)

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▲風景が一変タイオガパス

景色を見ながら楽しいドライブでタイオガパス(Taioga Pass)周辺は、3000mの山岳地帯、気がついたら軽い高山病になってしまう事もあります。今回私とメンバーの一人がおそらく軽い高山病の症状が出ました。軽い頭痛や軽い動悸だったのですが、軽視せずスケジュールを組んでください。予防策として2000mくらいの所(Big Oak Flat RD & Taioga RDのガソリンスタンドあたり)で軽く休憩をして、散策も軽くゆっくりしたペースで歩来ましょう。また意外に脱水症にもなりやすいので、お水は十分に用意してください。

必要なお水ml=体重kg+荷物kgx行動時間hx5ml

*体重50kgの人が10kgの荷物を持って3時間歩く場合、50+10x3x5=900ml*

ヨセミテは比較的給水所がありますが、万が一もあるので用意しておきましょう。今回は遭遇しませんでしたが、遠くで雷がなったり、急に温度が下がったりします。天候に対応できる服装を心がけてください。

最後は、ヨセミテ公園が生まれた場所

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▲ソーダスプリングス

ツオルムネメドーに、ハーフマイル(0.8km)のソーダスプリングストレイルがあります。あまりに短いので見逃されがちですが、ここが公園誕生の場所『Birth of Park』なのです。大昔はミウォーク族、パイユーテ族がシエラ山脈を東西に行き来していた通り道ツオルムネ草原でした。時は流れ1868年ジョン・ミューア(John Muir )さんが、この地を訪れ、羊の放牧を始めまして、更に1885年また別のジョンさんがここソーダスプリングスに自営農地法に則り小屋(キャビン)を作った。小さなキャンプ場みたいになりました。ジョン・ミューアさんと仲間のRobertさんは、この場所をうまく国立公園になりはしないか話し込む日々が続いた...1890年10月1日ヨセミテは晴れて国立公園になったわけですが、ソーダスプリングスで夜な夜な話し合っていたので公園誕生の場所と言われるようになったのです。

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▲お水湧いてます

飲むにはお勧めしないとありました...

今シーズンは、ヨセミテバレーシャトル・マリポサグローブシャトルが全て運休、ツアーバスもキャンセル。なので車でしか行くことができない現状もありますので、いらっしゃるのは大変難しいですが、自然は来年も変わらず迎えてくれますので、コロナの心配がなく安心して旅行ができる日が来たら、是非ヨセミテ公園に、競争率は高いですが、公園内に滞在して朝から夜まで楽しんでいただければと思います。

まだまだ先行き不透明ですが、も少し頑張りましょう。

ヨセミテ国立公園:https://www.nps.gov/yose/index.htm

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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