アルカトラズ島 作業所が一般公開とカモメ達

公開日 : 2019年06月01日
最終更新 :
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久しぶりにアルカトラズ島ツアーに行ってきた。

世界中からお客さんがやって来る観光都市サンフランシスコでもこのアルカトラズ島ツアーは目玉中の目玉

アクティビティでとにかくチケット入手困難だ。 

サンフランシスコの "ザ・観光地" 夏休み期間中はとにかく早目に押さえておこう。

沖合2キロに浮かぶ約22エーカー(約89万m2)刑務所見学ツアーはごく普通に回って約2時間くらい、時々は普段見ることの出来ない場所なども一般公開されてる。 今回は "刑務所内の工場(New Industries Buildings)" の内部を見ることができた。 セルハウスツアーでは行くことができなく、ベイクルーズの周遊の時、ゴールデンゲートブリッジ(北側)ピアに向かう際に脇をゆっくり通過する外観がおばけ病院みたいな建物に入ったわけだ。

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モデルビル(Model Building)と言ってる、朽ちた建物がフェンス越しでも至近距離で見たのは初めて!

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初めて見た作業所周辺 「ALCATRAZ」と屋根に書いてある建物は発電所だった建物。

そして、アート展示も兼ねて公開された作業所(New Industries Buildings)に入ってみた。

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この錆のすごいこと!こんな錆見た事ない!! 

潮風による風化ってすごい、何重にも重ね塗りされてるペンキもモコモコっと盛り上がってるところ、めくれ上がったりしてるところ、廃墟そのものだった。 手が汚れるなんて全く気にせず触った。

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作業所内は細長く窓も大きく広々としていた。 

かつてここでは自分たちの着る洋服も含め縫製作業をしてたり、ドライクリーニングや家具を作っていたりしたそうだ。 

時間が午後なのでお日様が入って明るく作業したくなるスペースだけど、窓が大きい分寒さも厳しかったのではと感じた。

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作業所隅には、おトイレらしき物の跡があった。

仕切りみたいな跡が無さそうで、ひょっとしてあからさまにここで用を足していたのだろうか? 

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貯水タンクもいつもと違う角度から(丸いんでどこから見ても同じですが)

野鳥の楽園アルカトラズ島

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もう一つの横顔として、この島はカモメや野鳥の楽園でもある事。

春から夏にかけてカモメの繁殖期でパレード・グランド(Parade Ground)がカモメの巣で占領されている。 

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なんか壮観! 繁殖期を迎えるとカモメはコロニー(集団繁殖地)を作り集団生活に入るそーだ。 外敵から卵やヒナをまっ守るためと言われてる。 

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広場から離れたところでポツンポツンと巣があったりもして、脇を歩く時はとにかくびっくりさせないよう静かに歩いたよ。 一回の産卵で2〜3個の卵を産むらしい。

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あれれっ!? この卵大丈夫? カモメの卵初めて見た、ニワトリの卵の一回り大きなサイズ。 一個しかない。 ここでも少子化なのかしらん。 カモメは一夫一妻でトーちゃんとカーちゃんが数時間交代で抱卵しヒナを養育するって、カモメは意外にイクメンなのだ。

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クチバシには小枝をくわえている(多分)トーちゃんカモメ、ここん家はこれから巣作りにはいるようだ。

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こんな狭い所でも温めてる^ ^

卵を産んでから約25日で孵化し、1ヶ月半くらいで巣立つ。 こんな崖っぷちで1ヶ月近くジッとヒナが孵るのを待つ、頑張れ!

せっかく行くんだから見ておこう!

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特に夏の繁忙期は "プラチナチケット" みたいになるアルカトラズ島ツアー。 フェリー発着場のピア33には「Programs & Events」 のボードがあるので、乗船前にちょっとチェックしてみてね!

AlcatrazのWEB:https://www.alcatrazcruises.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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