トルコの愛される朝ご飯〜Turkish kahvalti(トルコの朝食)〜

公開日 : 2017年04月06日
最終更新 :

みなさん、トルコの朝ご飯(Turkish kahvalti=トュルキッシュ カファバルト)をご存知ですか。

トルコへいらした方は、朝ご飯の豊富さに心を踊ろされた方は多いのではないでしょうか。

2段のトルコ独特のポットで淹れるトルコチャイとともに、このような朝ご飯でトルコの1日がスタートします。

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中央の3皿には、果物、野菜、バター、その上は一口サイズにカットされたに乳牛のチーズ(ターゼ カシャル)、

右隣のラズベリージャムから時計周りに、ゴマペーストとぶどう汁(タヒン ペクメズ)、

パプリカ&トマトペーストとニンニクとクルミがミックスされたペースト(アジュカ)、

黒と緑オリーブ、カイマック(クロテッドクリームのような味)と蜂蜜、

その左上はソーセージ(スジュック)、乾燥イチジクと乾燥アプリコットと熟成チーズ、

最後の左上のお皿は白チーズになります。

これに、たっぷりのパン、卵料理、3種類の小瓶のジャム(いちご、マーマレード、ヤギのミルクのジャム)が付きます。

見るだけでもお腹いっぱいになっちゃいますよね♩

時間がある日は、このような朝ご飯とともに、チャイを片手にゆっくり時間を過ごすのがトルコ人の過ごし方です。

トルコでは、"週末は朝ご飯を一緒に食べませんか?"というお誘いがとても多いです。

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これは一人分ですが、とてもじゃないけど量が多すぎて一人じゃ食べられません。

やっぱり時間がある日は、家族 やお友達と一緒にゆっくり食べたいですね♩

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**なぜ、トルコにはこんなに朝ご飯を大事にする文化があるのでしょうか。

トルコが共和国になる前(1920年以前)、つまりオスマン帝国時代では、1日2食が当たり前であったと言われています。

1日の始まりである朝のお祈り後(日の入り前)、まず朝の仕事をし、

その後午前10時~11時の間に、1回目の食事であるたっぷりの朝ご飯を、時間をかけて食べます。

そして、日没後の午後のお祈りの後、2回目の食事をします。

その際はスープ、肉料理や魚料理とともにピラフなど、お腹にたまる重い食事をとります。

なるほど、1日2回の食事だと自然に朝ご飯をたっぷり食べる習慣になりますね。

この習慣が今でも続いているのがわかります。

ちなみに今のトルコでは、1日3食の習慣で、朝ご飯は午前7時頃、お昼ご飯は正午12時頃、夕ご飯は午後7時頃が一般的です。

トルコのホテルでの豊富な朝ご飯ビュッフェは、選ぶのも食べるのもとっても楽しいひと時です。

街中のレストランでも、何時に行っても注文できるほど愛されている朝ご飯 (Turkish kahvalti=トュルキッシュ カファバルトュ) を、ぜひトルコで楽しんでみてはいかがですか。

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*トルコの伝統的な朝ご飯が食べられるおすすめなお店*

店舗名  MADO  

【ドンドルマ(アイス)で有名なお店ですが、綺麗な内装で、食べ物のメニューも豊富です。支店も多いです。】


(料金:朝ご飯セット15TL〜50TL 飲み物:4TL〜 固定メニュー他に、チーズ、ジャム、パン、卵料理など単品注文が可能です)(2017年4月現在 1TL=33円)

住所    Arabacıalanı Mahallesi, No:, Eski Kasım Paşa Cd. No:90, 54050 Serdivan/Sakarya

Tel    (0264) 278 62 36

営業時間  6:00~2:00

Web     http://mado.com.tr

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