No22 ロシア・サンクトでの年越し

公開日 : 2019年12月31日
最終更新 :
筆者 : saku

こんにちは。

日本ではクリスマスも終わりいよいよ年越し目前ですね。

ロシアではクリスマスが1月7日のため、12月が過ぎても街中クリスマスツリー、そしてクリスマスソングで溢れています。

ロシアの人たちの一般的な年越しの過ごし方は、31日の夜に家族や親戚が家に集まり、ロシアの伝統的なサラダを数種類大量に作ることから始まります。

代表的なものは、「オリビエ」(ポテトサラダに似てます)や「セリョートカ・ポド・シューボイ」(ビーツとにしんのサラダ)など。

昼間は劇場や、(年末年始が題材となっているバレエ「くるみ割り人形」をこの季節に観ることもロシアの定番です。)

買い物などに出かけていることも多いため、料理の支度は夜から開始!

22時ごろになって食べ始めることもしばしばなのだそうです。

これらの大量のサラダを年始にかけて何日も食べ続けることで、年始の炊事をサボれるようにするのだそう。日本のおせち料理とルーツは一緒なんですね。

サラダその他のお料理と、シャンパンで乾杯しつつ、団らんの時間。

各自今年のニュースを順番に話したり、ゲームをしたり、この時間にサンタクロース(ロシアではジェドマロスといいます)が来てプレゼントを開けたり。

さらには、来年の願い事を紙に書いてグラスに入れてシャンパンを飲むことで、願いが叶うとも言われているそうです。

0時間近になると、テレビで年越しの挨拶、モスクワの「赤の広場」が映し出されるとともにロシア国歌が流れ、みんなで一緒にうたいます。

そして新年に乾杯!

一方、街(家の外)はどうなっているかというと、年越しのタイミングではそこら中でプライベート花火?や爆竹が鳴ります。(!)

レストランやバー、ホテルなどでは、ニューイヤーディナーコースを設け、カウントダウンイベントをやっているところもあります。

エルミタージュ美術館前の「宮殿広場」では、特設ステージで年越しライブが行われます!

宮殿広場からすぐのネヴァ川沿いでは、3時位から打ち上げ花火が始まります。(笑)

家の中でテレビを見ながら年越しした人たちが、年が明けてから家を出ても間に合うように(?)この時間からなのかな。日本の初詣みたいですね。

昨日、宮殿広場のステージ設置が始まっていました。

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こちらは去年のようす。

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今年のサンクトは例年に比べると全く寒くならず、現在、年末年始も最高2~3°、最低1~2°の予報になっています。百何十年ぶりの暖冬だそうです。街に繰り出して年越しするのにも良い気温ですね。

ただ、川沿いは風が強く体感気温が思った以上に冷えることもありますので、防寒を怠らないようお出かけくださいね!

みなさま、良いお年をお迎えください!

<年越しライブ特設ステージ@宮殿広場 地図>

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