No19 キジ島世界遺産 木造教会群 ②島内観光

公開日 : 2019年08月19日
最終更新 :
筆者 : saku

前回に続き今回はキジ島内の観光レポートです。

キジ島の船着き場から流れに沿って進むと、チケット売り場があります。(島の入場にチケットが必要。)

キジ島内部ではものを食べてはいけないため、腹ごしらえは島への入場前にしておく必要があります。船着き場横にレストラン?食堂?ありです。

入場し少し歩くと、早速キジ島一番のハイライト、プレオブラジェーンスカヤ教会が見えてきます!

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ロシア正教会でよく見る玉ねぎ型のドームが22個。しかし他のそれと差別化するのは、釘をまったく使用されていない木造建築であるということ。

今では老朽化が進み、現在修復が続けられているため、内部の見学ができなくなっています。(昨年までは外観も修繕のための木・ビニールで囲われ姿を隠していましたが、現在はほぼ完全な外観を観ることができます。)

隣のポクロフスカヤ教会・鐘楼は入場可能です。

教会内部は小さく質素な造りながら、なんとも言えない趣があります。

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プレオブラジェーンスカヤ教会、ポクロフスカヤ教会、鐘楼のセットでの景色は、キジ島に来たら外せない撮影スポットです!

おすすめの撮影スポットは、上記を左手にして進むと右側にある、湖に突き出したデッキの先から!

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さらに島南部へ進むと、19世紀~20世紀初の農民・漁民の家々やバーニャ(ロシア式のサウナ)の小屋、納屋や鍛冶屋など数々の木造建築が連なり、生活の一部を覗くことができました。

興味深かったのは、農民の裕福さによって「富農」「中農」「貧農」の家が分かれており、内部の造りがまったく異なっていたこと。

また、厳しい寒さの暖を効率的にとるため、ひとつの建屋に数家族が住むシェアハウスのような形態がとられていました。

各家族の部屋の隅には必ずロシア正教会のイコン画が飾られており、ここでも信仰心の厚さが伺えました。

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これは最近つくられたものだと思いますがこんな木製遊具コーナーもありました。

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今度は、船着き場を挟んで北側も散策してみました。

こちら側には現在も人が住んでいる建物がちらほら。キジ島内には現在も数人の住人がいるということですから、彼らの日常もあります。

洗濯物が干してあり、花も植えてあります。

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島の北の端まで行くと、チャソヴニャ・トリョフ・スヴャチテレイ礼拝堂(中には入れませんでした)や、風車を観ることができます。

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私達は歩いて北の端まで行きましたが、結構遠いです。船着き場からは行って戻って約1.5時間・・・

島の入場チケット売り場で、レンタサイクルもできたので、北部へ足を伸ばすには歩きより自転車がおすすめです!

15:45の帰りの船に乗るため早めに船着き場へ。船着き場の横にはレストラン、売店、ちょっとしたお土産売り場もありました。

キジ島からペトロザボーツクへ戻る船は、往復セットで時間が決まっていますので、乗り遅れないように注意してください!!

キジ島で与えられる時間は、4hです。

アクセス面でなかなかハードルが高いと思われるキジ島も、サンクトペテルブルグからなら夜行列車+日帰りで行けちゃいます♪

みなさんも世界遺産の美しい木造建築を観に行ってみませんか^^

それでは!

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