ローマ人の台所事情!?ローマ地区NO.1の市場で新鮮な食材を求める

公開日 : 2018年03月11日
最終更新 :

「すべての道はローマに通ず」ということわざや「永遠の都」という代名詞があるローマの街は、歴史的な建造物が溢れる街の中心に22の地区があり、さらにその郊外にも32の地区ありとかなり広大な規模を誇るイタリアの首都です。

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そんなローマには使い回し疑惑の怪しげなものを売っていることで有名で広大な蚤の市"ポルタ・ポルテーゼ(伊語:Porta Portese)を始めとして、小規模の市場まで数多くの市場がありますが、今回は、このローマの中心地でもトップクラスと評されるトリオンファーレ市場(伊語:Mercato Trionfare)をご紹介します。

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トリオンファーレ市場は、ローマ法王庁によって統治されているバチカン市国の裏側にあります。そして、ここローマの中心地で現在ある市場の中でもローマの人たちから高い評価を受けているだけではなく、所狭しと並んだ273の店舗を持ち、イタリアに止まらず、欧州でも有数の市場の一つではないかと考えられています。1800年ぐらいにスタートしたこの市場は、道路沿いの青空市場から始まり、社会の発展や経済成長と共に長い工事の末に、2009年に現在の姿となりました。

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地上階にはこれまでの店舗が集結され、上層階にはオフィスがあり、地下には駐車場があるという近代的な姿をしています。

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この市場で買い物をする度にいつも強く感じるのは、ローマの人たちの活気や熱気に満ち溢れていることです。目を張るような新鮮な果物や乾物そして、野菜、色々な種類のお米や生パスタ、新鮮な魚や肉と高品質の特選オリーブオイルやワインと多種多様な食材だけではなく、日常生活に欠かせない日用品やペット用品、子どものおもちゃまで揃っており、ここで買い物が完結することができるぐらいバリエーション豊かです。

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何よりもこの市場は、スーパーや町の中心にあるミニマーケット等と比較しても値段が安いものが多いのというのが魅力的ですが、旅行者にとっても日本のスーパーで見慣れない野菜や果物等を見かけることもまた新しい発見の一つになるでしょう。

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新鮮な魚介類も主にローマ郊外にある港から直送でこの市場に並べられるので、入荷日を事前に入手できればより新鮮なものを食べることができます。この新鮮な海の幸を調理した揚げ物や海の幸サラダ等をその場で食べられる魚屋さんもあるので、是非とも味わってみるのも良いでしょう。魚屋さんは養殖や天然等の表示があるだけではなく、どこの海で釣れたかという表示もあるのだが、やはり魚のプロは色んな魚料理のレシピを持っているので、気軽に彼らに今日の魚の料理方法のアイディアを聞くことで新しいレパートリーを得られる楽しみがあります。

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そして、市場内にある美味しいピザ屋さんは、ローマ市内ではNo.1の切り売りピザという声もあるオーガニック系ピザ屋さんの"Bonci"で学んだ職人がその場で作るピザが自慢です。このピザ屋さんにはローマで生まれたとされ、ローマの人たちが良く食べる小さなライスコロッケのスップリ(伊語:Supplì)があります。このスップリがまた美味でその中にはトマトソースで絡めた米とモッツァレラチーズそして、バジリコが入っているのが特徴です。

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トリオンファーレ市場を巡ると地元の人たちにとっては、この市場は日常生活に切っても切れない人と人の関係が確かに存在し、それはまさに生活に潤いをもたらすものでもあり、ちょっとした社交場のような役割も果たしています。それぞれが持っている馴染みのお店で店員と雑談したりしながら、今夜の夕食の答えを探し求めています。ローマを旅する旅行者には、このような庶民的な場所にはなかなか訪れることができないかもしれませんが、ローマの人たちの日常生活を垣間見ることができる場所でもあり、その活気に触れるとなぜかこちらまでエネルギーをもらえる場所でもあります。

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世界有数の観光名所であるバチカン市国に近い場所にあるこの市場は、バチカン市国観光後にちょっと立ち寄れる場所としても最適で、ローマに滞在型アパートを借りて長期滞在される方にとっても、是非ともこの市場に買い出しに出かけては、"郷に入っては郷に従え"(伊語:Quando a Roma vai, fà come vedrai / 英語:When in Roma do as the Romans do)のことわざがあるようにローマ人のように住みながらローマ人のように生活してみてはいかがでしょうか?

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住所:Via Andrea Doria 3

営業日:月曜日~土曜日

営業時間:午前7:00~午後14:00(お店によっては早く閉まる場合もあります)

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筆者

イタリア特派員

田澤 龍太郎

現地でサッカーを中心にしたスポーツ留学サポートや旅行アシスタントやコーディネーター等と現地在住の強みを活かした仕事をしながらどっぷりと濃いローマライフを満喫中。

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