オミクロン株!ローマ市、屋外でのマスク着用義務化へ

公開日 : 2021年12月06日
最終更新 :

皆さんこんにちは!

今日は新型コロナウイルス感染症についての最新情報です。

数日前より、オミクロン株という変異株の話題が世界中のニュースで取り上げられるようになってきました。筆者は、なぜか毎回この話題が出る度に、鬼クローン株と聞こえてしまい非常に困っています。おそらく、もともとあったコロナウイルスの怖いイメージがさらに変異株となり怖さが鬼のようにパワーアップ、それが次から次へとどんどん増えてくるイメージ(クローン)が頭の中で勝手に変換され、鬼クローン株に聞こえるようになっているのかと思います。

イタリアでは、2021年6月28日より、マスクの屋外での着用義務はなくなりました。

しかし、オミクロン株の感染者が国内で初確認された数日前より、状況は日々変わってきています。ローマ市は、昨日の2021年12月4日の0時より、屋外でのマスク着用義務を導入しました。マスク着用が義務となった地域は、下記の場所となります。

筆者は今日外を歩いてきましたが、まだこの決まりを知らない人も多く、マスクを着用していない人もちらほら見られました。市長命令によると、以下の場所以外にもソーシャルディスタンスを確保することが難しいすべてのゾーン(混雑している通り、集会場所、市場、クリスマス市、見本市、展覧会、クリスマス関連のイベント)でもマスク着用義務が適用されます。違反した場合は、罰金は400~1000ユーロと定められています。このように、ローマでは昨日よりマスク着用に関するルールが変わりましたので、外出時にはご注意下さい!

ローマ市の中心部(おもな観光スポットがある場所):

-コルソ(Corso)通り

-リペッタ(Ripetta)通り

-バブイーノ(Babuino)通り

-サンロレンツォ・イン・ルチーナ(San Lorenzo in Lucina)広場

-パルラメント(Parlamento)広場

-サン・シルヴェストロ(San Silvestro)広場

-キージ(Chigi)広場

-カルロ・ゴルドーニ(Carlo Goldoni)広場

-スペイン(Spagna)広場

-ポポロ(Popolo)広場

-クローチェ(Croce)通り

-コンドッティ(Condotti)通り

-ボルゴニョーナ(Borgognona)通り

-フラッティーナ(Frattina)通り

ショッピングで有名な通り:

-コーラ・ディ・リエンツォ(Cola di Rienzo)通り

-マルカントニオ・コロンナ(Marcantonio Colonna)通り

-ファビオ・マッシモ(Fabio Massimo)通り

-コーラ・ディ・リエンツォ(Cola di Rienzo)広場

-オッタヴィアーノ(Ottaviano)通り

-ジュリオ・チェーザレ(Giulio Cesare)通り

-カンディア(Candia)通り

-リビア(Libia)通り

オミクロン株1.jpg

↑ ほんの1週間ほど前のトレヴィの泉の様子です。まだオミクロン株の発生のニュースはありませんでしたので、屋外では、マスクはみごとに誰もしていません。 今のところ、屋外でのマスク着用の義務は都市ごとの判断で決定されていますが、今後は、着用の義務はイタリア全土にわたるようになるかもしれません。

オミクロン株2.jpg

↑ 一方、昨年の新型コロナウイルス発生時から引き続き、イタリア全土で、屋内ではマスクは着用が義務となっています。イタリアでは、昨年発出された緊急事態宣言が2021年12月31日まで延長されています。

こちらは、今日の午前中の家の近くのバールの写真です。今日はAmazonで注文した商品が届く予定でしたが、何時に配達の人が来るかわからなかったため、一日中配達を待つ時間の10時間のうち、10分くらいなら大丈夫だろうと思い、家の近くのバールにお茶を飲みに行ったところ、まんまとその時間にお届けに来ました。おいしそうに眼を輝かせながらダークチェリーのタルトを食べていたところ、配達の人から大至急家に戻って来るように電話があり、お店の人に、筆者の食べかけのものをいったん隠しておいてくれるように頼み急行しました。後から考えると、食い逃げしたと思われなくもないですが、笑って対応してくれた店主には感謝です。 ローマでの屋外でのマスク着用義務の導入は、とりあえずは、2021年12月31日の金曜日の24時までと定められています。着用義務の対象外にあたるのは、6歳未満の子供、マスク着用に適さない疾患や障害を持つ者、スポーツ活動中の者です。

IMG_E2470(2).JPG

↑ 「ねえあなた、コロナウイルスはいつおさまるのかしら?」「う~ん、なかなか難しい質問だなあ」「見て、あそこの通りはいつもはお客さんでいっぱいだったじゃない? 最近はずいぶん少なくなったわね。私の目がおかしくなったのかと思ったわ!」「君の鳥の目だから良く見えているはずさ、本当だなあ。そういえば、毎日僕たちにピザやパンをくれた世界中の観光客の子供たちがさっぱりいなくなったな」「来年の夏にはきっとみんな戻って来るように祈りましょう!」

フォーリ・インペリアーリ通りの遺跡を見下ろすカモメさんです。

イタリアでの、変異株を含めた新型コロナウイルスへの感染状況は地域により異なります。その時の状況に応じて、州知事命令等により、厳しい制限措置が取られることがあります。これからイタリア訪問をご予定されている方、ご滞在中の方は、地方政府の発表に十分ご注意下さい。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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