フォトジェニックなローマのもふもふの場所 4選

公開日 : 2021年11月09日
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皆さん、こんにちは!

今日は、インスタグラムなどでも話題のローマのもふもふさんのいる場所をお伝えします。これらのもふもふさんは、おもにツタ科の植物やブーゲンビリア、ジャスミンなどでできていることが多いです。もふもふとしていて、かわいらしく、写真映えもすることから、年間を通じてフォトスポットとして人気です。

もふもふさんの中には、ホテルの中庭や、民家のお庭にあるものもありますが、今回ご紹介するのは、4ヶ所とも屋外にあり、誰でも道を通る人は見ることができるもふもふさんです。新型コロナウイルス感染症の拡大にも影響を受けず、町なかで気軽に観察をすることのできる人気のもふもふさんです。

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↑ 最初にご紹介するのは、ローマの下町モンティ地区にあるもふもふさんです。

バールの建物全体を覆うツタがとても印象的で、2階の窓の部分はくり抜かれて目のようになっています。緑色のもふもふ動物具合が遠くからもはっきりとわかることから、多くの人が足を留めるスポットです。内部は夕方からオープンするバール兼カクテルバーです。おつまみと一緒にワイン、カクテルなどをいただくことができます。こちらのバールを訪れた多くのお客さんが、FacebookやインスタグラムなどのSNSにもふもふさんのお写真を投稿しています。

もふもふ情報

・住所: La Casetta a Monti(バール&カクテルバー モンティの小さなおうち)、Via della Madonna dei monti 62番地

・アクセスの仕方: ローマ地下鉄B線のカヴール駅にて下車。サンタ・マリア・アイ・モンティ教会(Chiesa di Santa Maria ai Monti)の方向に徒歩約4分

・見どころ: もふもふしていて抱きしめたくなるような生き物のように愛らしい外観

・訪問したい時期: 寒波が来て、ツタの葉っぱが凍って落ちてしまうようなことがなければ、ほぼ一年中見られます。3~12月に訪れるのが安全

・フォトジェニック度: ★★★★★

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↑ 続いて、こちらはバチカン市国のサンタ・アンナ門からのびる通りにある建物です。この通りは、ボルゴ・ピオ(Borgo Pio)という名称で、Googleマップにも「噴水がある魅力的な石畳の通り」と地図上に記載があるほど、雰囲気のすてきな通りです。サンタ・アンナ門の方から歩いてきて中盤を過ぎた頃、向かって左側に緑色の建物が見えてきます。もふもふと美しくツタで覆われ、1階にはサンドイッチ屋さんなどがあります。

写真撮影のポイントは、少し広角に、横にある古代のローマ水道マルキア水道(Aqua Marcia)の水飲み場を入れると、よりローマらしい街角の雰囲気のひとコマをカメラにおさめることができます。写真左手に見えるのは、ジェラート屋さんです。道端に、ジェラートを売る昔風のワゴンが置いてあるのが見えます。

もふもふ情報

・住所:  Borgo Pio 181番地

・アクセスの仕方: ローマ地下鉄A線のオッタヴィアーノ駅にて下車。バチカン市国の方向に徒歩約15分。バチカン市国のサンタ・アンナ門の前まで来たら、左へ曲がるとボルゴ・ピオ通り。ボルゴ・ピオ通りに入ってから徒歩2分で到着

・見どころ: もふもふさんの建物のみならず、石畳のある周りの雰囲気全体が、まるで時間が止まっているような古きよきローマを思い出させてくれる場所

・訪問したい時期: 寒波が来て、ツタの葉っぱが凍って落ちてしまうようなことがなければ、ほぼ一年中見られます。3~12月に訪れるのが安全

・フォトジェニック度: ★★★★★

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↑ 古代ローマの水道「マルキア水道」は、紀元前144年に建設されました。このアンティーク調の水飲み場と一緒にもふもふの建物も入れると、とてもローマらしい雰囲気の写真となります。

ローマ水道の参考記事:2014年11月4日号 ローマに来たなら一度は近くで見てみたい、迫力のローマ水道!(公園の行き方最新情報)https://tokuhain.arukikata.co.jp/rome/2014/11/post_262.html

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↑ 続いて、一番最初に紹介したもふもふさんのいたモンティ地区に戻ります。

もふもふさんの距離の間は歩いて5分ほどですので、両方一度に訪ねるのもおすすめです。こちらは、ボルジャの建物(パラッツォ・ボルジャ)とその塔です。

もふもふさんの階段が楽しめるスポットとして知られています。階段を上る後ろ姿を撮ってもらうのも楽しいでしょう。こちらの建物の所有者は、モンタナーリ家、チェザリーニ家、そしてマルガーニ家へと移った歴史がありますが、なぜいきなりボルジャのパラッツオと呼ばれているかというと、長らく庶民にローマ教皇のアレクサンデル6世(在位:1492~1503年)の愛人ヴァノッサ・カタネイの住居だと思われていたからです。実際には住んでいませんでした。雰囲気のある中世の建築物が、怖いような美しいような階段です。夜は筆者的には不気味スポットに早変わりです。

もふもふ情報

・住所: Scalinata di Borgia(ボルジャの階段)、Via Cavour 256番地

・アクセスの仕方: ローマ地下鉄B線のカヴール駅にて下車。サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会(Chiesa di San Pietro in Vincoli)の方向に徒歩すぐ

・見どころ: ツタが垂れ下がる美しいもふもふさんの中世の建築物の下を歩ける素敵空間

・訪問したい時期: 寒波が来て、ツタの葉っぱが凍って落ちてしまうようなことがなければ、ほぼ一年中見られます。3~12月に訪れるのが安全

フォトジェニック度:★★★★☆

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↑ 最後に紹介するのは、ブーゲンビリアが美しいピエトラ広場のカクテルバーです。

この広場には、五賢帝のひとり、ハドリアヌス帝の大きな神殿の遺跡があります。すぐ近くにパンテオンがありますので、いつでも地元の人や観光の人の通りの多い広場です。カクテルバーは一日中オープンしています。もふもふのピンクの入口がとてもすてきなお店で、ショッキングピンクのお花の色には、どなたの目も自然と引きつけられてしまいます。

もふもふ情報

・住所: Salotto 42(カクテルバー サロット42)、Piazza di Pietra 42番地

・アクセスの仕方: ローマ地下鉄A線のバルベリーニ駅にて下車。パンテオンの方向に徒歩約12分

・見どころ: 美しいブーゲンビリアのお花の入口とお店の雰囲気がよくマッチしているところ。写真にすると絵葉書みたい("ローマの夏の思い出"というタイトル)

・訪問したい時期: ブーゲンビリアが咲く6~7月

・フォトジェニック度: ★★★★☆

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↑ 夏のローマの街角では、あちこちで見られるブーゲンビリアのお花です。こちらのもふもふさんは、トラム(路面電車)の前で、毎年トラムを待つお客さんを楽しませています。

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↑ すばらしいもふもふのヘアスタイルです!

それではまた次回にお会いしましょう!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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