ローマ観光は、ズバリこんな人に向いています！
今日は、ローマ観光（ローマ滞在）はどんな人にお奨めなのか、少々考えてみました。
↑ フォロ・ロマーノ（Foro Romano）の遺跡。奥に少し隠れて見えるのはコロッセオ。ローマ時代、政治や経済、宗教の中心地であった場所です。
ローマ観光（ローマ滞在）はズバリ、こんな人にお奨め！（各項目ごとにその理由も書いていきます）
-疲れやすい、体力がない。
⇒日本から直行便を利用すれば、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港へただ座っているだけで到着。（ご注意：エコノミークラス症候群予防の為に機内では座っているだけではなく、時々、動き回りましょう！）
空港が近くにある町なので、重いスーツケースを引きずって電車やバスで各地へあちこち移動しないで済む。
-芸術とはどんなものか良く分からないが、いいと言われるものはとりあえず見ておきたい！
⇒町には美術館や芸術作品、遺跡があふれています。教会内にある有名な彫刻や絵画などの見学はもちろん無料開放です。
-寒いのが苦手である。
⇒穏やかな気候のローマです。海が近い為、冬も温暖で雪は降りません。一昨昨年、26年ぶりに雪が降り、パニックになりました。（歓喜で）
-気候が良い。夏は湿気が少ないカラッとした暑さで実に快適～！
⇒ローマの夏はかなり蒸し暑いが、日本の蒸し暑さまでは行かない。（それでも時々、バスの中で死にそうになっているイタリア人を見かけますが・・・）
夏は気温40度以上になることもあるが、（日本人的には）じめじめしていないので不快な夏でないところが嬉しい。
-外国人恐怖症なので、道を尋ねたり、話しかけるのがちょっと怖い。
⇒一般的に親日的であり、日本人に対する感情はとても良いものがあります。
ローマ人の気性のオープンさはイタリア人の中でも有名です。フレンドリーで開けっぴろげで、相手が旅行者でも外国人でもお構いなく、気さくに話しかけることに驚いてしまうかもしれません。
実を言うと、他の都市出身のイタリア人は、ローマっ子の気質のオープンさに戸惑っていて、何故か筆者に相談して来ることが良くあります。
-子供を連れて旅行に行く。
⇒子供が大好きなイタリア人です。
子供連れだと取り囲まれ（怖い意味ではありません）、話しかけられることが多いです。日本では、公共交通機関では子供は立たされることも多いですが、イタリアではお子様優先なので、席を譲ってもらえることが多いです。
-おいしいものが食べたい！
⇒米や刺身も食べるので、一般的にイタリア料理は日本人の口にも良くあうと思います。
ちなみにローマの名物はスパゲッティ・アッラ・カルボナーラ（Spaghetti alla Carbonara）です！
-最近、引きこもり気味だ。何もやる気が起きない。元気もない。
⇒暫くの間、ローマに滞在して町を歩き回ってみましょう。貧しさや逆境の中でも陽気に、そして逞しく生きる人達を見て、自分も元気が湧いて来ます。
-ローマ法王のファンである。
⇒ご存知の通り、ローマには、ローマ法王を頂点とする、カトリックの総本山ヴァティカン市国があります。お膝元だけあり、法王さまグッズは他のどの都市よりも充実しています。
-ヴァティカン市国に行ってみたい！
⇒ヴァティカン市国は別の国ですが、ローマ市内にある為、誰でも訪れることができます。
クリスチャンや巡礼者にとっては聖地で、泣きながらサン・ピエトロ大聖堂の入場の為の列に並んでいる人を見ると、こちらまで心が揺さぶられます。
主な見所は、世界一大きな大聖堂、サン・ピエトロ大聖堂やヴァティカン美術館（システィーナ礼拝堂も）などです。
ヴァティカン郵便局の黄色のポストからご自宅やお友達にお手紙を出すことも忘れずに！
-都会過ぎず、田舎過ぎない町に滞在したい。
⇒町はそれ程、大きくはありません。ラテン系の国特有の不気味な開放感があります・・・。
-花粉症から逃げたい！
⇒人によっては出る人もいますが。
筆者は、日本ではスギ花粉症がひどいのですが、イタリアでは花粉症の類は一切出ません。
花粉症でお悩みの方は、2～4月はイタリアへの逃避旅行をお楽しみ下さい。
-山、海、島、湖、温泉も一緒に楽しみたい！
⇒日本と似ています。ローマ近郊には湖がたくさんあり、夏は海水浴でなく、湖水浴の方を好む人もいます。
-考古学、歴史、世界遺産に興味がある。
⇒これは筆者がこの町に存在している理由の一つでもあるのですが・・・。
イタリアは本物が近い国です。値段の付けられないような価値のあるものが、他の国に比べて、剥き出しで誰でも簡単に手に届くところにある国だと思います。あらゆる種類の文化遺産などです。
3000年の歴史を誇るローマは、遺跡の中に（上に）ある町です。
-治安が心配である。
⇒治安が悪いと言われるローマで逆説的のようにも思えますが、首都なので何かトラブルにあった時など手続き関係に必要な官公庁の事務所（日本大使館など）から、物質的なものまで揃っています。
ですので、トラブルの際の処理が早く済み安心です。在住の日本人も多いですし、大病院もたくさんあります。
ということで、思いつくままに書き出してみました。（また後で思い出したらこっそりと付け加えておきます）
以上、皆さまのご参考になればと思います。
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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