スーパーで買える軟水のミネラル・ウォーターのお奨めリスト!

公開日 : 2014年03月12日
最終更新 :

お腹が弱いので、硬水の多いヨーロッパ>に旅行する時は不安だという方は結構多いのではないでしょうか。

そこで今日は、ローマのスーパーマーケットで良く見かける軟水のミネラル・ウォーターの硬度リストを作ってみました。 日本はほぼ全国で軟水が供給されますが、イタリアでは一般的に硬水が飲まれます。 硬水とは硬度のある水のことで、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く含まれている水のことです。

イタリアの世界最高硬度を誇るミネラル・ウォーターのクール・マイヨール(COURMAYEUR)は硬度1612、1リットルあたりのカルシウム含有量は530mlで、何と牛乳2本分です。日本の水道水は硬度60~80ということなので、すさまじい破壊力ですね~。 日本でも大塚食品さんより購入できるようです。ダイエットに効果バッチリだそうです。 アルプス山脈、モンブランのお水、クールマイヨール 

さて、市内のスーパーマーケットと個人商店をいくつかまわってみて、より多くの店で売っているミネラル・ウォーターのメーカーをリストアップしてみました。 ローマの水道局に勤務している知人(技術屋の管理職)に、水の硬度の低い順から並べてもらったものを貼り付けます。 

*ご注意:ここでは硬度の数値は省略するのと、軟水と硬水の定義は6段階に分けられているイタリアのものに従っています。

ローマ市内で購入できるお奨めミネラル・ウォーター(硬度が低い順から)

超軟水

サンタ・アンナ(Santa Anna)新生児も飲める水。含有ミネラル分が最も少ない部類に入る水。

レビッシマ(Levissima) 優しい口当たりです。

中硬水

フィウッジ(Fiuggi) ローマ近郊でとれる水です。

アックア・パンナ(Acqua Panna) イタリアではお母さんの多くが、赤ちゃんに与えています。 この知人の家のお嬢さん達も二人とも新生児の頃に与えられていました。どちらもこの水を飲んで、立派に成人しているので(30歳と35歳)大丈夫だと思われます。

サンタ・クローチェ(Santa Croce) 軽い感じの水です。さらっとした口当たり。軟水は?と聞くと、とあるイタリア人のご婦人は一番にこれを挙げてくれました。

サン・ベネデット(San Benedetto) アリタリア航空と日本航空の日本-イタリア便の中でもサービスされている水ですので、日本人のお口にも合うのではないでしょうか。 大手の会社で有名です。テレビのコマーシャルで良く宣伝していますね。赤ちゃんも飲めるということで、ボトルのラベルに赤ちゃんの写真も付いていますが、このリストの中では最も硬水です。

Acqua 1.jpg

↑ ローマの個人商店で。水は下記の黄色で囲ってあるところ。1本1リットル(もしくは1.5や2リットル)入りで、1本から買えます。 写真に写っているClaudiaやLete という水は硬水ですので、今日はお奨めしません。今後、硬水大集合!をします。

Acqua 2.jpg

↑ 移民さん(バングラデッシュさん)の個人商店です。

ここのお店はサンタ・アンナという超軟水が手前に売っていますね。ポイント高いですね、このお店。

Acqua 3.JPG

↑ アリタリア航空などの機内でもサービスされている、サン・ベネデットのラベルです。 イタリアでは通常、お水にはガス入りとガスなしの2種類があります。

ガスなしが良い場合は、このNaturale(ナトゥラーレ)という表記のものを必ず選んで下さいね! ガス入りの場合は、Frizzante(フリッザンテ) と書いてあります。

Acqua 4.bmp

↑ サン・ベネデットのボトルです。航空機の中もこれと全く同じものですね。2リットル入りです。

Acqua 5.jpg

↑ これはまた別のメーカーのペットボトルの例ですよ。カルフールスーパーのオリジナル商品です。ガスなしの例なのでご覧下さい。例のごとく Naturale と書いてありますね。

また、以前に水の飲み方について特集しました。

おまけの豆知識で、時々違うこともあるので100%とは言えないのですが、見分け方のひとつとして、ガスなしはピンク系(キャップも)のデザインで、ガス入りの水は青系(キャップも)になっていることが多いです。

写真のサン・ベネデットなどもピンク系なのでガスなしですね。

もし、スーパーで上記のリストの中から適当な水が見つからなかったら、赤ちゃんの写真がついている商品も優しい水という意味なのでお奨めですよ!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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