第17回 リーガの一押し絶景スポット「聖ペトロ教会」

公開日 : 2019年01月27日
最終更新 :
筆者 : RIGAKO
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 最近のリーガは雪が降ったり止んだり。日中の気温も氷点下となり、長時間出歩くのはなかなか厳しい季節になりました。でも、こんな時期だからこそ見られる特別な風景もあります。今回はリーガの一押し絶景スポット・聖ペトロ教会をご紹介します。

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ゴシック様式の美しい教会

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 聖ペトロ教会の特徴と言えば、ゴシック様式の祭壇と旧市街で一番高い尖塔。初めて文書に登場するのは1209年です。18世紀まで増築が繰り返されたため、一つの建物に様々な建築様式を見ることができます。祭壇は15世紀初頭、ドイツ北部ロストック出身の建築家を呼んで、ロストックの聖マリア教会を真似て増築されました。上へ上へと伸びる尖塔や先のとがった窓はゴシック建築に代表的です。

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教会へ入ったらまず展望台へ

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 聖ペトロ教会の入場チケットは、①1階ギャラリー&展望台(大人9ユーロ)と②1階ギャラリーのみ(3ユーロ)の2種類があります。①のチケットの場合、係員がチケットを確認したら右手後方の階段に案内されるのでそのままエレベーターホールまで階段を上ります。そして、リーガの街を一望できる地上72メートルの展望台へ。

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 エレベーターのドアが開くと、そこには息を呑むほどの絶景が待っています。特に、冬の晴れた日には美しい雪景色を眺めることができます。この街のシンボルの一つである「リーガ大聖堂」が見える角度が「インスタ映え」すると人気です。

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 こちらは北側の景色。右手奥に見える黄色い家は有名な「猫の家」、その奥のレンガ造りの建物は火薬塔と戦争博物館です。

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 そしてこちらは南側の風景。凍ったダウガヴァ川が雪に覆われ、鉄道橋が美しいシルエットを作っています。右手に見える山の形の建物は2014年に新設された国立図書館です。

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教会内部の展示物にも注目

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 聖ペトロ教会内部の柱には木製のエピタフ(墓碑)が飾られています。主に昔のリーガ市議会議員など裕福な出自の人々のエピタフです。各家を象徴する動物や植物などのモチーフが使われており、個性的な模様は見ていて飽きません。柱を眺めると同時に天井も見上げてみてください。ゴシック様式の教会の特徴とされるクモの巣のような装飾が見られます。

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廃墟から見事に修復

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 実はこの聖ペトロ教会、第2次世界大戦中の爆撃で塔も含めてまるごと廃墟になってしまいました。戦後の修復作業はソ連時代の1954年に開始され、1970年にようやく完了しました。教会内には爆撃直後の教会や修復作業の様子が展示されています。19世紀後半に取り付けられたステンドグラスやパイプオルガンは残念ながら修復されませんでしたが、写真から当時の様子を想像するとこの教会が少し違って見えるかもしれません。

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 聖ペトロ教会の展望台は季節にかかわらず行く価値ありです。リーガの観光プランに是非取り入れてみてくださいね。リーガの最新情報はこちら からも発信しています。Instagramはこちら 、Facebookはこちら からどうぞ。

聖ペトロ教会(St. Peter's Church/Sv. Pētera baznīca)

住所:Reformācijas laukums 1, Rīga

HP: http://peterbaznica.riga.lv/en/

営業時間:火曜~土曜 10時~18時(9月~4月)/10時~19時(5月~8月)、日曜 12時~18時(9月~4月)/12時~19時(5月~8月)

閉館日:月曜

入場料:展望台つき→大人9ユーロ(学割あり)、1階ギャラリーのみ→大人3ユーロ(学割あり)

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