夏が来た!? ファーストデイ・オブ・サマー

公開日 : 2018年04月25日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

アイスランドに夏が来た!?

そう、実はアイスランドでは「夏」が来たことになっているんです。今年は4月19日が「ファーストデイ・オブ・サマー」ということで祝日でした。夏を祝うための休日です。

特にイベントなどはありませんが、何より不思議なのはまだまだアイスランドは、完全な春であるということ。

昔は夏と冬というコンセプトしかなかったため、この時期に「ファーストデイ・オブ・サマー」を祝ったということらしいのです。

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ですが、住民からすれば気温はまだまだ5℃から9℃前後で夏という気分ではありません。

それでもお祝いをするのは、早く夏が来て欲しいという思いからかもしれませんね。

ところで、この時期のレイキャヴィークはまだまだ寒く日本の春にも遠く及びません。

木の芽がようやく芽吹き、春先の花が咲く頃。チューリップはまだ咲いていませんね。

外出時には、冬に着ていた分厚いダウンコートではなく、スプリングコートになります。それでもセーターやフリースを着てマフラーが無いと寒いほど。

夏らしい服装になるのは、まだまだ先のことです。

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なんと去年は4月の下旬で写真の通りの雪景色。まだまだ気が抜けません!

夏に求めるものが違う

いつも寒いアイスランドでは、夏といっても暑くはありません。半袖やサマードレスで過ごすことも少なく、夏を気温の変化で感じることはありません。たいして衣替えもしないので、服装も一年中ほぼ変わることなく厚手のコートが薄手に変わったり、ちょっとサンダルを出す日が来るくらいです。

そのかわり白夜に向けてどんどん長くなる、日照時間に春や夏の訪れを感じています。真っ暗だった冬が過ぎ、いつのまにか昼間と夜の割合はいい具合に。そしていつの間にか寝る時も明るく、起きた時も明るい夏になっているのです。

射光カーテンの間から漏れる光を見ながらベッドに入ったり、夜10時過ぎても明るい屋外で遊ぶ子供の声を聞くと、夏が来たなーと思います。

そしてセーターを着ながらベランダでバーベキューをしたり、夜の散歩に出かけたりすると、夏っていいなーと思うのです。

たまにはサマードレスを着たり、汗かきながら冷たい素麺が食べたい!なんて思うこともありますが、それだけはアイスランドでは叶わぬ夢。

汗だくになる日本の夏と、セーターが手放せないアイスランドの夏。どちらがいいか、選ぶのは難しいですね。

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