絶対食べよう!スキール!
スキール
聞いたことはありますか? アイスランドの特産品でヨーグルトみたいなものですが、ヨーグルトよりはかなり水分が少なく、ギリシャヨーグルトや水切りヨーグルトのようで、液体というよりは固形の乳製品です。見た目は、ほとんどヨーグルト。
アイスランドではヨーグルトより主流で、スプーン付きのプラスチックカップで売られているので、小腹がすいた時用に重宝されています。とにかく、何でもかんでもスキールなんです!
ということで、アイスランドに来たらぜひ食べてほしいスキール。そもそも、一体なんなんでしょうか??
Skyr アイスランドの伝統食
ヨーグルトのような、とご紹介しましたが、実はスキールはチーズの一種なんです。今でこそ食べやすいように柔らかくなっていますが、昔は木綿豆腐のように固く、旅をするときの食料として重宝されていたようです。
ですから乳製品とはいえ、もともとは保存食であり、チーズの仲間というのも納得できます。昔は固いスキールの塊を牛乳と混ぜて柔らかくして食べていました。
人気の秘密
スキールはいいところが沢山ある食品です。プロテインが豊富に含まれており、また前述のように今は食べやすい形で販売されているので、ちょっとした軽食になります。また1日くらいであれば冷蔵する必要も無いので、旅行やハイキングの時にも便利です。
そして何よりもそのフレイバーの数には驚かされます。プレーン、バニラ、イチゴ味にとどまらず、ココナッツ、バナナ、レモン、果ては焼きリンゴ味と、常に新しいフレーバーが発表されます。
マーケットの小さなアイスランドでは、中々ない頻度で新フレーバーが発売されています。
そして、スキールに果物を添えてもいいいですし、牛乳や生クリームと混ぜて、さらにクリーミーにして食べることもできます。チーズケーキのように、スキールをケーキに混ぜこむこともできますし、レアチーズケーキのようなスキールケーキというものも人気です。スキールケーキはレストランでも目にすることが多いと思います。
さらに、飲むヨーグルトならぬ、飲むスキールや、プロテインが含まれた飲むスキールなども発売され、スキールの人気はとどまることを知りません。
味は...
濃厚でとってもおいしい! スキール自体は甘くないので日本人でも美味しく食べられます。濃厚で重すぎた、という声も聞きますので好みには差があるようですが、概ね好評です。濃厚すぎる場合には、牛乳を大匙3ほど加えて、ぐるぐる混ぜてみましょう。クリーミーでスッキリした味わいになります。また、牛乳の代わりに生クリームを加えるともっとクリーミーで濃い味になります。
では、ヨーグルトは食べないの?
食べないことはありませんが、スキールに完全に負けています。スーパーに行くとわかると思いますが、明らかに販売スペースが小さく、ヨーグルトは端に追いやられています。アイスランドのヨーグルトもこれはこれで美味しく、決して悪い訳ではありません。ヨーグルトも色々なフレーバーがあり、パッケージもかわいいです。ですが、乳製品となると、牛乳、チーズ、スキール!という感じになってしまうのです。
数多くの乳製品があるアイスランド。また機会があれば色々ご紹介したい。
海外では...
北欧諸国やアメリカの一部では手に入れることができるようですが、日本では生産・販売はされていません。ですので、アイスランドに来たらぜひ食べてみましょう!
アイスランドのちょっと変わった食べ物がむしろ気になるぞ、という方は羊の頭、スヴィーズもどうぞ。食べた感想はこちらのブログでご覧ください。
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