人のお尻をつついてシュークリームを食べる日

公開日 : 2016年02月09日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

人のお尻をつついてシュークリームを食べる!?

アイスランドのこのとっても変わった習慣はキリスト教のイースター(復活祭)の7週間前に行われます。2016年2月8日は、このボッル・ダーグルというちょっと変わった日でした。

Bollur 2.jpg

まずボッル・ヴォンドゥルという飾りのついた棒を作ります。棒の先に、はたきのように紙をつけ、それで人のお尻を軽くつっつきます。突っつかれた人は、突っついた人にシュークリームをあげなければいけません。普通は子どもたちが親のお尻をつっいてシュークリームをおねだりします。

しかし、それにしても不思議な習慣ですね。

もともとアイスランドに古い歴史がある習慣ではなく、近世になってデンマークから伝わった習慣のようです。アイスランド語でシュークリームのことをボッルール(Bollur)と言いますがこれも、もともとはデンマークからやってきた言葉です。

今では前日の日曜日からシュークリームを作ったり、ベーカリーに買いに行ったりしてボッルールの日を楽しみます。シューから作る人もいれば、色とりどりに飾られたケーキ屋さんやベーカリーのものを買う人もいますし、この時期には特別に、シューだけでも販売されています。中身のクリームやデコレーションを自分でするのも楽しいです。

Bollur 1.jpg

この時期に来たら、ぜひアイスランドのシュークリーム、ボッルールを味わってみてくださいね。

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