リオデジャネイロ州の澄んだ海!ブジオス&カボフリオ☆カーニバル休暇中のビーチは...

公開日 : 2015年02月20日
最終更新 :

昨年に引き続き、子供達の学校と幼稚園がお休みの1月は日本に一時帰国しておりまして、ブログの更新を長らくご無沙汰してしまいました。

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ブラジルは先週末の土曜日から水曜日(2015年は2/14~2/18)までカーニバル休暇で、ブラジル人たちはこのカーニバルが終わってからやっと、「1年が始まった。そろそろ本腰入れないと」と動きだします。これまで本腰を入れられなかった私もすっかりブラジル人です。

というよりその実、ブラジルと日本を行ったり来たりでかなり疲労困ぱい。雪がちらつく日本から灼熱の真夏レゼンデ。きっちり昼夜逆転の時差。飛行機の中に25時間、乗り継ぎ等含めて30時間の長旅。

さらに今回は私一人で子供3人を日本からブラジルに連れて帰ってきて、それはもう珍道中であることは想像していただけるかと思います。

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時差ボケがやっと完治したのは、このカーニバル休暇を利用して一日中太陽にあたっていたからかもしれません。

リオデジャネイロの海といえば、コパカバーナ海岸やイパネマ海岸が有名ですが、州都リオデジャネイロの街から2時間ほど離れれば、もっともっとずっと水が澄んだ海があります。

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同じリオデジャネイロ州内でも、リオの街から西に行けばイリャグランジ(Ilha Grande。以前の紹介記事はこちら)がありますし、東に行けばブジオス(Búzios)やカボフリオ(Cabo Frio)、アハイアウドカボ(Arraial do cabo)といった美しいビーチを擁する町があります。

ブジオスとカボフリオ、アハイアウドカボは隣り合った町なのですが、何連泊かするのであればブジオスがおすすめ。

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たくさんのビーチがあるのですが、上の写真のような小さなビーチにも、ボートタクシーでアクセスできます。

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おしゃれなショップやレストランが立ち並び、ブジオスは様々な面で「整っている」ビーチリゾート。アルゼンチンなどからの海外旅行者も多いです。

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しかし今回の休暇で訪れたのはカボフリオとアハイアウドカボ。ブジオスに比べてしまうと町の中に「何もない」のですが、海はこんなにきれいでした!

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出会う人々はどことなく素朴。滞在中の1日はボートツアーに出かけたのですが、乗り合わせた黒人の青年が、常に私達家族が付いてきているかを見守ってくれていました。

私達も旅行会話くらいであればポルトガル語が理解できるのですが、その青年はずっとジェスチャーで色々伝えてくれるのです。

そんなことがあって、気づいたこと。ブラジル人も私達を見て「どうしよう、外人が来た!言葉が通じない!」と思うんだろうなって。

私は人見知りで小心者なので、はじめて訪れる店などで、店員のブラジル人に対して「話しかけにくい....」と思うことがしばしば。でも一言こちらから「こんにちは」と挨拶すると途端にその人の顔がほころぶのです。

仕舞いには全く聞き取れないスピードで話し続けられることになるわけですが、ほころぶ前の無愛想にも見える顔は、私と同じように相手も緊張しているからなんですよね。

ビーチでも同じようなことがありました。子供達を砂浜で遊ばせていると、なにやら視線を感じます。女の人と目があったからニッコリしてみると、すぐさま近づいてきて、「子供達と一緒に遊んでいい?」と聞かれました。「日本人なの?日本大好き!」とも。

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それをきっかけに次から次へと他のブラジル人も輪に加わり、うちの子供達はたくさんのブラジル人に遊び相手になってもらっていました。日本人の子供がポルトガル語を話す度に皆が顔を見合わせ笑顔に。息子も娘もうまいなぁ、喜ばせるの。

男の人達が投網で小魚を獲ってきてくれて、砂で作った池に放すなど、砂浜遊びは盛り上がっていました。「海水浴客の多いこの海で投網を投げてきたのか!」というのにも驚きましたが、もう一つ、不思議な生き物を集めている人達を発見。

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エビの仲間の甲殻類のようですが、名前はわかりません。波打ち際の砂を浅く掘り返すように触ると見つかるのですが、かなりすばしっこく、捕まえたらすぐにペットボトルなどに入れていきます。

「持って帰ってどうするの?」と聞くと「油で揚げて食べるのよ。とっても美味しいんだから!」と。

今度はうちの子供達もこのエビもどき集めに夢中。それを見たブラジル人達がこぞって手伝ってくれるものだから、こんなに集まってしまいました。

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帰り際には「ポウサーダ(ペンションのこと)に泊まっていて、料理ができないのでこれも食べてください」と丁重に言い訳をして、手伝ってくれたブラジル人に渡してきました。

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カーニバル期間中でしたから、夕方からは海岸沿いに仮装した人が集まってきます。仮装好きのブラジル人ですが、カーニバル中の男性の仮装は「女装」が定番。

コンサートやコンテストなどといったイベントがあるわけではなさそうですが、海岸通り全体が野外パーティ会場のようになります。

人が集まりだらだらっとお酒を飲んでおしゃべりして、イスを持ち込む人もいれば立って飲んでいる人もいるし、踊る人達もいれば見ている人もいるしといった感じです。だらだらっとしていますがリオのカーニバル会場のような治安を気にする緊張感など無縁で、皆リラックスしていました。

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実はあと1か月と少しでブラジルを離れ、帰国することが決まりました。おそらくこれが泊まりがけでの旅は最後になります。ブラジルらしさを目いっぱい感じた旅がまた一つ増えました。子供達の心の中にはどう残っていくのかな...。

ブログはブラジルを発つまで続けたいと思います。もう少しお付き合いいただけると幸いです。

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