娘できるか?フローティング再チャレンジと1人乗りラフトinブラジル・ボニートその2

公開日 : 2014年11月08日
最終更新 :

前回より引き続き、3泊4日ボニートの旅です。

3日目午前:1人乗りラフティングのようなボイア・クロス

大きな浮き輪のように真ん丸で、でも真ん中には底が付いている1人乗りゴムボートで川下り。ボイア・クロスというアクティビティで、ボイアというのはポルトガル語で浮き輪のこと。

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ボニートは水が湧き出る地であり、大小さまざまな川があります。この川は1日目・2日目に訪れた川とも違うフォルモーゾ川。透明度は昨日の天然水族館ほどではないですが、魚もたくさん泳いでいます。

フォルモーゾ川のまた別の流域では、数人乗りのゴムボートで川を下るラフティングもあります。でもそのラフティングはスリル度が低い割に年齢制限があって5歳以上。

一方ボイア・クロスの年齢制限は6歳以上。その6歳というのも販売規定上のものであり、ボイア・クロスはかなりワイルドとのこと。10歳くらいまでは無理だと旅行会社には言われました。

「どちらにしても家族全員で乗れないなら、よりスリルがある方だ!」とボイア・クロスを選択。8歳長男の意向は聞かずに申し込み。

娘は6歳ですが、怖がりなので3歳次男と受け付けロビーでお留守番。昨日の青の洞窟と同じ作戦です。付き添ってくれる専属ドライバーさんともすっかり仲良し。離れている時間は50分程度なので大丈夫でしょう。

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夫と長男と共に私も初体験のボイア・クロス。腹ばいの姿勢でスタートです。

しばらくして、「滝があるから仰向けの姿勢に」という指示。「滝?!」と聞き返すと「絶対に転落するけど、おまえ泳げるな?」と滝に送り出され...。

本当にボイアから振り落とされました。

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滝といっても2メートルほど。ですが、全員が全員ボイアから転落。転落せずに持ちこたえるのは無理なようです。

転落して滝壺でゴボゴボとなりますが、滝の下で待っているスタッフが水面にひっぱりあげてくれるので大丈夫。

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流れが緩やかなところではスタッフがボイアを揺らしたりして楽しませてくれます。長男は始終ちょっかいを出されていました。

それからもいくつかの急流を越えてゴール地点へ。楽しかった!! さあ、娘と次男の待つ受け付けに戻りましょう。

昨日と同じように、ジュースが1本ずつ買えるだけの金額を渡していったのですが、戻ってみるとテーブルの上にはジュースが4本。

最初に選んだジュースは飲んだことがないもので、それなのに二人して同じものを買ってしまい、どうにも口に合わなかったと。3歳の弟と相談した末、娘は売店に借金をしてさらに2本のジュース(今度はいつも飲んでいるもの)を買っていました。付き添ってくれていたドライバーさんは、娘が自分で売店に交渉したといいます。

そんなことができるようになったのか、娘。

3日目午後:2度目のフローティング@スクリー川

昨日の天然水族館での感動を経験し、ワクワクしていたフローティング。今日は場所を変えてスクリー川で。

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水源は湧き水。川はこうやって生まれるんだと、その清らかさにまた感動。

ここでも川に行く前に、ほんの数分ですがプールでの練習時間がありました。娘は昨日より落ち着いている様子。

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今日のガイドさんも娘を参加させるか迷っているように見えます。

いつもは人一倍大げさに怖がる娘ですが、怖がっている素振りを見せれば参加させてもらえないのが分かったようで、彼女なりにこらえていたんでしょうね。

それが伝わってきたから、ついつい私もガイドさんに聞こえるようにさらっとアピール。「昨日もやったからね~♪」なんて。何をどこまでやったかは言葉にしなかったから嘘でなない。

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それでなんとなくうやむやに娘も川に入らせてもらうことに。

しかし、ここで新たな問題が勃発。

姉が自分と一緒に伴走ボートに乗らないことを察した3歳次男が「自分も泳ぐ」とゴネだしたのです。

「じゃあオレが一緒にボートに乗ってやる!」という長男の言葉で次男は納得。長男は最初だけ弟と一緒にボートに乗り込み、頃合いを見てボートから川に入る旨を私達に合図。娘のことで内心冷や冷やしていたもので、私も頭が回らず。長男、ナイスフォローでした。

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家族の中で最も3歳児の扱いがうまい長男、すぐに川に入って私達を抜かして行きました。

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そして娘、最初はやはり父親から離れようとしなかったのですが、まもなく決心する瞬間があったようです。

自分から手を離し、1人でフローティング!

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後半では余裕のOKサインです。ブラジルでは「OK」も「いいね!」も「ありがとう」も親指を立てるんですけど、この時彼女が見せたブラジル人さながらの「OK!」は忘れられませんね。

なあにがOKだよ。私はこの川であんたしか見れなかったよ。

日本でもブラジルでも背の順は一番前、徒競走は常にビリ。実年齢より幼く見えて周囲からも幼い子扱いされる娘。それに甘んじて頑張ろうとしない日常生活での姿勢が気になっていました。

食事も支度も超超マイペースで、毎日毎日同じことを注意され、それでも全く成長が見られない。のれんに腕押しだと、イライラする日々が続いていた時でした。

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でも成長はしていました。頑張ろうという気持ちがあることもわかりました。そして何より感じたのは「実体験は大きい」ということ。

本日泳いだ距離、なんと1.6キロ!大人でも「結構長いね」と思う距離と時間です。いつでも伴走ボートに乗ることはできましたが、娘は最後まで1人で泳ぎ切りました。

翌日のボニート最終日は、これまでアクティビティに参加できなかった3歳次男のために計画した1日です。ですが、結局は...。 今日は長くなりましたので次回お伝えしますね。

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