天然プールと海ガメのビーチ!サルバドールから日帰りでプライア・ド・フォルチへ
サルバドール滞在中に、日帰りでプライア・ド・フォルチというビーチリゾートに行ってきました。
色々なお店をのぞきながら、サルバドールの街を歩いているだけで私は楽しいのですが、「歩いているだけ」という行動は子供には全く理解されず、「これからどこに行って遊ぶの?」という質問攻め。「今日はぶらぶら街を見るだけだって!」と段々と皆がイライラ。
それで、評判のよいビーチへ。プライア・ド・フォルチ(Praia do Forte)はサルバドールから北へ車で約1時間半。サルバドールで宿泊していたホテルに出入りしているドライバーさんが、1日貸し切り、約1万2000円で連れて行ってくれるというのでお願いすることに。
プライア・ド・フォルチは以前からチェックしていた場所でした。引き潮の時だけ現われる天然プールで有名です。透明で温かい潮だまりができ、泳がずとも波打ち際で海中の生き物を観察できるそう。子供達にとって、もってこいのビーチ。
しかし、我が家が訪れた時期は引き潮の時間が昼間じゃなかったのです! 引き潮の時間は、「Tide forecast」のようなサイトで検索できます。
引き潮とタイミングが合わないことは承知で訪れましたが、海があるだけで子供達はとても嬉しい。そして案外と私も。
子供が水遊びしている隙に、ビールと生ガキを注文。ブラジルのカキは小ぶりだし肉厚でもないですが、それでも食べたい!
大丈夫かどうかわからないので、子供が見ていないときにこっそり食べます。1ダースで1000円くらいと安いんですよ。最近、ビーチに行くと毎回注文していますが、どこの海でもまだアタってはいません。
ブラジルのビーチのシステムですが、観光客が来るビーチであれば大抵パラソルとイスが並べてあるので、とりあえず気に入った場所に座ります。するとそのパラソルを管理している海の家的店のお兄さんが、飲食物のメニューを持ってきます。
パラソルのレンタル料などはありませんし、「座ったんだからすぐに何か頼めよ」みたいな威圧感はありません。でもやっぱり注文しちゃいますけど。
海の家とは関係ない「物売り」もたくさんいます。焼きチーズとか、カシューナッツとか、アクセサリーとか、それから洋服もハンガーラックをかついで売りにきて、ちょっと楽しい。
楽しいけど相手をするのが面倒になったら、ハンモックに逃げ込みます。
海ガメ保護プロジェクト
プライア・ド・フォルチに子供を連れてきたかった理由は他にもまだあります。ここにはブラジル環境省が運営する海ガメ保護プロジェクトのビジターセンターがあるのです。名前はプロジェット・タマー(Projeto Tamar)。
1万平方メートルの敷地内にはたくさんのプールがあり、生まれたばかりの子ガメちゃんから、浦島太郎サイズの大きなカメが泳いでいます。1日に何回か飼育員がそれぞれのプールに餌をあげて回るので、まずはその時間を掲示板でチェックです!
カメ意外にもサメやウツボなど他の魚たちもいて、それぞれの魚がガブッと餌を取りにくる様子は結構迫力。子供達は飼育員にべったり張り付いて、プールをのぞきこんでいました。
運がよければ赤ちゃんガメの放流にも立ち会えるそう。特に11月から1月の産卵シーズン中はかなりの頻度で放流があるようです。施設内には危険な場所に産卵された卵を移動して保護しているエリアがあるのですが、夜中に卵がかえると、翌日の夕方、まだ砂の表面まで出てきていない赤ちゃんガメを掘り出し、海へと連れて行くそうです。
夕方5時からということですので、シーズン中にもう一度訪れることができるなら、プライア・ド・フォルチのポウサーダ(ペンション)などに宿泊して、放流に立ち会ってみたいものです。
(プロジェット・タマー公式サイトはhttp://www.tamar.com.br/。)
街もおしゃれな観光リゾート
プライア・ド・フォルチはサルバドールから日帰りできるものの、1~2泊しても十分楽しめる場所。
ビーチに面した一帯に各国料理のレストランやアイスクリームスタンド、それからセレクトショップやアートを売る店、民芸品を売る店が、洗練した雰囲気で立ち並びます。
少なからず緊張感漂うサルバドールとは一転、おだやかな空気が流れるプライア・ド・フォルチはファミリーに特におすすめ。子供も大人もそれぞれに楽しいビーチリゾートです。
今回もお読みいただきありがとうございます。「役に立った」「興味深い」などの場合はクリックしていただけるとうれしいです↓↓
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。