不思議フルーツ「ジャブチカバ」ブツブツ系に弱い人は写真に注意

公開日 : 2013年11月08日
最終更新 :

ブラジルで今が旬のフルーツ、ジャブチカバ(Jabuticaba)を紹介します。ブラジルをはじめとする南米原産の果実です。

まずはショックのない写真から。

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外見は色も大きさも巨峰にそっくり。味はブドウとライチをミックスした感じです。皮ごと食べる人もいますし、皮は残す人も。白っぽい透明の実の中には巨峰の種より少し大きい種があります。果肉と種が離れにくく、ちょっと食べづらいですが、果実自体はとってもジューシーでおいしいです。

しかも、果実にはブルーベリーを上回る量のアントシアニンやビタミンC、高血圧や脳卒中の抑制効果のあるタンニンなどが含まれているそう。

それでどこが不思議なの?

次の写真はブツブツしてますから、苦手な人は見ないでください。

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不思議なのは実のつき方。幹に直接、果実ができるのです! もっと豊作の木は木肌を埋め尽くすほど実が付いているわけですが、そうなっていたら私はもう直視できません。

南米大陸の中部地域(ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン北部)の山林に多く自生しているそうです。ホテルの庭に植えられていることもありますから、見つけたら食べてみてください。

収穫した果実は日持ちがしないので、ほとんどがジュースやジャム、アルコール飲料の原料などに加工されます。果実は生で食べても、少しワインのような香りがするんですよ。

庭木としても人気のジャブチカバ

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先日遊びに行かせてもらった農家には広い庭があり、数本のジャブチカバが植えられていました。その中の一本には手作りのツリーハウスが!株立ち状に成長する幹を利用してツリーハウスを安定させています。そのお宅の子供が木登りしながらジャブチカバの実をつまむ姿がまぶしかったです。

日本でも密かに人気上昇中

私はブラジルに来てから初めて知ったフルーツなのですが、調べてみると英語名の「ジャボチカバ」という名前で沖縄や鹿児島でも栽培されているようです。一般家庭向けにも庭木や鉢植え栽培用に、苗木が販売されていました。

成長が遅い木なので、日本の庭にも向いているかもしれません。近年庭木として人気の株立ち状の幹で、雑木林風のお庭作りにはぴったり!寒い地域にお住まいの場合は、鉢植えで室内栽培もできるようです。自家受粉しますから、1本でも実がなります。

栽培しているからこそ食べられる幻の果実、育ててみませんか?

ブツブツ系、苦手でなければなのですが...。

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