【レンヌ】日本の味が恋しくなったらここ!ラーメン屋 (Ramen ya)
フランスの旅行中に日本食が恋しくなることはありませんか? 今回はレンヌで本格ラーメンを提供する「ラーメン屋」というお店を紹介したいと思います。
◇日本のような活気のある店内
昨年12月にオープンしたばかりのこのお店は、レンヌ中心部のショッピング・センター「ヴィジタシオン」のすぐ目の前に店を構えています。地下鉄「サン・タンヌ」駅からも徒歩5分ほどと、アクセスも便利です。
店内に入ると、日本のような活気のある空間。小さなお店ではありますが、それもまた日本のラーメン屋さんに来たかのような不思議な感覚を受けます。
◇ナント生まれのラーメン屋さんはレンヌ初出店
レンヌの隣町ナントにて、「いざかや ジョイ」と「ラーメン屋」の2店舗を展開するオーナー、アントニー・グエン(Anthony Nguye)シェフの待望の3店舗目がこのレンヌの「ラーメン屋」。フランス人もラーメンが好きな人が多く、本格的なラーメンが食べられるとオープン前から待ちきれないという声が多く聞かれました。
◇ベトナム人シェフが辿り着いた日本のエスプリ
ベトナム系フランス人であるアントニーシェフのご両親は、ブルターニュ地方のヴァンヌという町で日本食レストランを営んでいたのだそう。2009年に意を決してナントに店を構え、両親の営んでいた店名と同じ「ジョイ(Joyi)」という名の日本食レストランを開店します。
当時アントニーシェフには、「日本を一度も訪れたこともない自分が、日本食レストランを営んでいて良いのだろうか?」という迷いもあったそうです。それでも幾度となく訪日を重ね、多くの経験を積む中で自らのスタイルを確立し、2015年には「グローバル・スシ・チャレンジ」において第1位を獲得しました。
◇18時間煮込んだ自慢の豚骨スープ
ブルターニュで育った豚の骨を18時間煮込んで作る豚骨スープは、このお店の看板商品です。また、有機栽培の小麦を使った麺や、手作りの餃子の皮など、細部にもこだわりを感じます。
今回注文したのは、豚骨と鶏ガラの合わせ出汁に爽やかなゆずが香る塩ラーメン(10.5ユーロ)と、自慢の豚骨スープに辛みを効かせた地獄ラーメン(11.5ユーロ)。どちらも、日本のラーメン屋さんのような本格的な味に大満足でした。普段とは違う慣れない海外旅行中だからこそ、ほっと安心するラーメンを味わってみてはいかがでしょうか?
それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
〈文・写真:高津竜之介〉
■今回紹介したお店
・店名:ラーメン屋 (Ramen ya)
・住所:6 Rue de la Visitation, 35000 RENNES
・アクセス:メトロ「サン・タンヌ駅」から徒歩5分
筆者
フランス特派員
高津 竜之介
NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。
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