【レンヌ】120年以上の歴史を持つ移動遊園地！ シャルル・ド・ゴール広場(Esplanade Charles de Gaulle)
マルシェ・ド・ノエルと同じくレンヌの町の冬の風物詩となっているのが、120年以上前から続いている移動式遊園地です。今回は、そんな歴史あるレンヌの冬のイベントを紹介したいと思います。
◇突如として表れる巨大遊園地
モダンな外見が印象的な図書館や科学館、民俗博物館などが入った複合施設シャン・リーブルなどが構えるレンヌの新開発地区の中心にあるシャルル・ド・ゴール広場。普段は何もない場所なのですが、毎年12月になると様子が一変し、突如として巨大遊園地が現れます。
2019年12月07日（土）から2020年1月5日（日）まで約1ヵ月間、毎日営業しています。日～木曜日は14時から23時まで（12月22日（土）からの冬休み期間は0時まで）、金・土曜日は深夜1時まで開いています。地下鉄「シャルル・ド・ゴール駅」を出るとすぐ目の前なので、アクセスも便利です。
◇毎年30万人が訪れる人気のイベント
毎年約30万人の人々が訪れ、レンヌの学生や近隣に住む人々にとっても大人気の遊園地。約1万平方メートルの敷地内に、80以上のアトラクションや出店が立ち並び、歩いているだけでもお祭り気分が楽しめますよ！ フランスでは定番の水に浮かぶアヒルのおもちゃを釣るゲーム(Pêche au canard)など、日本では中々見かけない珍しい光景もぜひ楽しんでください。
◇絶叫マシンはスリル満点
この巨大仮設遊園地では、落ちたり、回ったりと多くの絶叫マシンが人気を集めています。中には、高さ50mから振り子のように下降し無重力体験のできるマシンや球体の乗り物で遥か空高くまで放り出されるものまであります。つい数日前にできたとは思えないほど、本格的なアトラクションばかりです。
◇お祭り気分を盛り上げるスタンド
遊び疲れて小腹が空いたらチュロスやワッフル、りんごアメにわたあめなど、フード・スタンドも充実しているので食べ歩きを楽しんでみてくださいね。ちなみに、りんごアメはフランス語で「愛のりんご」を意味するポム・ダムール(Pomme d'amour)、わたあめはフランス語で「お父さんのヒゲ」を意味するバルブ・ア・パパ(Barbe à papa)。ネーミングがユニークですよね。
注意点として、絶叫マシンから若者たちの叫び声が常に聞こえたり、観覧車やメリーゴーランドといった小さなお子様向けの乗り物がありません。落ち着いた雰囲気でお祭りを楽しみたいという方は、レンヌの別の場所で開催されているクリスマス・マーケットを訪れるのがおすすめです。
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それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
〈文・写真：高津竜之介〉
■今回紹介した場所
・スポット名：シャルル・ド・ゴール広場の移動遊園地(Fête foraine sur l'Esplanade Charles de Gaulle)
・住所：Esplanade Charles de Gaulle, 35000 RENNES
・アクセス：メトロ「シャルル・ド・ゴール駅」から徒歩0分
筆者
フランス特派員
高津 竜之介
NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第２大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。
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