【グリニッジ：前編】大都市ロンドンのおすすめ穴場スポット(Greenwich)

ブルター二ュ地方から海を隔てた反対側、イギリスの南に位置するロンドンは、外国といえどレンヌから1時間弱で気軽に行くことができます。レンヌ・サンジャック空港からロンドンの東にあるサウスエンド空港までLCCのフライトも多く出ているので1万円以下で往復可能で、1回の旅行でふたつの全く違った町を併せて訪れるのもおすすめです！　今回はそんな大都市ロンドンで、おすすめの場所をご紹介したいと思います。

◇プランを立てるときの豆知識

ロンドンでは、郵便番号にアルファベットと数字の組み合わせが使われるのをご存知でしょうか？　最初にあるアルファベットを見れば、その場所がロンドンの中で大体どのあたりの位置にあるのか知ることができます(S=南,N=北,W=西,E=東,SE=南東,NW=北西,EC=中心東,WC=中心西,など)。訪問の順番を決める時など知っていると便利なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ビッグベンや大英博物館など、有名観光地はセントラル(ECとWC)やテムズ川の北側に多いのですが、今回はサウス・イーストエリア(SE)、地図で見ると右下のエリアの魅力をご案内したいと思います！

◇旧王立海軍学校

世界遺産にも登録されているこの場所は、広い敷地内に多くの歴史的な建物が点在しています。元々は傷ついた英国海軍の兵士の治療をするための病院として建てられました。現在いくつかの建物は大学として使用されているほか、日本でも人気な老舗食器ブランド、ウエッジウッドのデザインにも影響を与えたといわれている聖ピーター教会や、迫力のある天井画が美しいペインテッドホールなど見どころがたくさんあります。また映画好きの方なら、敷地内を歩いていると見覚えがあると感じる方もいるのではないでしょうか？　ここの広場や回廊はレ・ミゼラブルやパイレーツオブカリビアン、また最近話題のNETFLIXドラマ、クラウンの撮影にも使われており、映画の世界に入ったような気分を味わえます。

◇グリニッジ展望台

中学校の社会科の授業で習う、経度0度の本初子午線があるグリニッジ展望台もこのすぐ近くです。海軍学校から道路を挟んだ向かいにあるグリニッジ公園の丘を上った先にあり、中の博物館ではイギリスの大航海時代を支えた天文学に関わる興味深い展示が楽しめます。館内を見る時間がないという方でもここの丘からの景色は必見です！　手前に広がる広大なグリニッジ公園の緑の先に、海軍学校の歴史的な建築が美しく左右対称に佇み、その向こうにはシティと呼ばれるエリアの近代的な建物群を望むことができます。

◇グリニッジ マーケット

丘を上って少し疲れたら、公園のすぐ側にあるグリニッジマーケットを覗いてみるのもおすすめです。手作りのかわいらしい手芸用品やアンティークの食器・アクセサリーなど掘り出し物がたくさん並んでいます。チュロスや日本のお弁当、ハンバーガー、カラフルなケーキなど国際色豊かな屋台の数々から好きなものを選んで、公園の芝生でピクニックをする人も。天気の良い日にリラックスするには最適の場所です！

いかがでしたでしょうか？　後編は観光客の少ない、地元で人気のレストランやカフェなどをご紹介します！　ぜひ楽しみに。

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〈文：高津佐紀、写真：高津竜之介〉

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■今回紹介した場所

・スポット名：ロンドン・グリニッジエリア(Greenwich)

・アクセス：レンヌから飛行機で約1時間＋電車や地下鉄・バスなど