【レンヌ】大きなお盆をみんなで囲む楽しいひととき!レストラン・エチオピアン(Restaurant Ethiopien)

公開日 : 2019年07月24日
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皆さんはエチオピア料理を食べたことがありますか?フランコフォン(フランス語圏)であるアフリカと強い繋がりを持つフランスでは、多くのアフリカ料理店が存在しています。ただし、アフリカと言っても国や地域によって食文化は様々。そこで今回はレンヌでエチオピア料理を提供するレストラン・エチオピアン(Restaurant Ethiopien)というお店を紹介します。

◇旧市街の外れに店を構える

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レンヌ旧市街の拠点にある地下鉄サン・タンヌ駅(Sainte-Anne)から北へ向かって、徒歩5分ほど。簡素な外観の白い建物が、レンヌで唯一のエチオピア料理専門店レストラン・エチオピアンです。2018年9月に開業した比較的新しいお店ですが、食事の時間になると多くのお客さんで賑わいます。

◇小さな海外旅行を楽しめる

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一歩足を踏み入れれば店内はカラフルな伝統雑貨に飾られ、フランスを離れてエチオピアに旅行に来たかのような感覚を受けます。今回は注文しませんでしたが、エチオピア産のこだわりコーヒー(1,8ユーロ)をはじめ、種類豊富で知られるエチオピア産のビール(St. GeorgeおよびHaesha、それぞれ4ユーロ)なども楽しむことが出来ます。また、エチオピア伝統のコーヒーポット、ジャバナを用いたコーヒー・セレモニーも楽しむことが出来るそうです(8ユーロ)。

◇エチオピアのクレープインジェラと伝統的な煮込み料理に挑戦

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テフと呼ばれる穀物をクレープ状に焼いた生地インジェラの上に、エチオピア風スパイスの効いた数種類の煮込みと一緒に食べるのが「Beyayennatou」と呼ばれる料理(12,90ユーロ:写真は3人前)。不思議と食欲をそそる少し酸味のある生地で、丁寧に調理された牛肉や鶏肉、野菜を挟んで食べます。エチオピア産の唐辛子をベースにした調味料をかけて食べると、刺激的な辛みが後を引きます。大きなお盆の上に置かれた料理をみんなで分け合うと、会話も弾みます。

◇アフリカ産のワインが相性抜群

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エチオピアの伝統料理とぜひ合わせてみて欲しいのが、アフリカ東海岸近くに浮かぶザンジバル諸島産の赤ワイン(16ユーロ)。燦燦と降り注ぐ太陽の陽を浴びて育ったブドウは果実味溢れる味が特徴的で、スパイシーなエチオピア料理ととても良く合います。フランスでも中々お目にかかることの出来ない、ザンジバルの赤ワインをぜひご賞味あれ。

様々な文化が混ざり合うフランスならではの本格エチオピア料理!フランス料理以外の食事を試してみたいという方は、ぜひお立ち寄りになってみてはいかがでしょうか?

それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

〈文・写真:高津竜之介〉

■今回紹介したお店

・店名:レストラン・エチオピアン(Restaurant Ethiopien)

・住所:29 Rue Saint-Malo 35000 RENNES

・アクセス:メトロ「サン・タンヌ駅」から徒歩5分

筆者

フランス特派員

高津 竜之介

NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。

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