日帰りミュンヘン⑤ ランチ(喜丁、鈴木・nomnomキッチン)

公開日 : 2022年05月06日
最終更新 :

私がそもそもミュンヘンに出かけたのは、総領事館に行きたかったからなのです。

総領事館の予約が14時半ということで、それなら一緒にランチを食べませんか?とFさんMさんと一緒に総領事館近くの和食を食べに行くのが最大の目的でした。

同じ並びにあるTOSHIは、20年同じ場所で経営していたのに、2022年3月12日でお店を閉めてしまったようです。公式サイトによると、移転先決定と営業再開が決まればお知らせします、とのこと。私は行ったことがありませんが、どうやらミュンヘンいちの天ぷらが食べられるお店だったようですね。

私たちが出かけたのは、喜丁 / KITCHO 。

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コロナの影響さえなければ、普段はかなり混んでいるようです。

店内は、透明の仕切りの代わりに和紙で、日本風。奥の席に座るには邪魔ですが、コロナ対策だから仕方ないです。

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そして、予約席には、お箸が置かれていました。

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友達と一緒だったので、ながら作業で写真を撮ったので写真はまったくよくないですが、ひょうたん型の箸置きに、整然とならんだ箸。おしゃれな予感。

メニューを見ながら、すごく悩んだ挙句、お寿司もお刺身も天ぷらもある欲張りメニューお弁当Aにしました。

値段は€22.50(現レート€1=137.33円で、3090円)ですから、普通の昼食と考えるとかなりお高いですよね。でも、和食のお店なのでそんなものです。もちろん選ぶもの次第で€12弱のものもありました。

お味噌汁もついているのですが、たくさん歩いたので、やっぱりビール。それに、ミュンヘンのビールですからね(あ、もちろん日本の銘柄もありますが)。

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最初のひと口は、お、樽だ!と思ったのですが、どうだったのかな。

そこまでグルメじゃないから私にはわからない。

しかも、樽ならメニューに樽から入れるって普通書いてあるので、たんにキメの荒い泡だったのでしょう(苦笑)。

最初は気にならなかったのですが、ちょっとビールの温度が高すぎる気がしました。日本人はドイツ人より冷えたビールを好む傾向にあるとは思いますが。

頼んだヘレスは、ミュンヘンのアウグスティーナという醸造所のもの。オクトーバーフェストでもおなじみの銘柄です。土地代の非常に高いミュンヘンなのに、ビールの値段は安くてびっくり。500mlで€3.50。レーゲンスブルクで飲むときも、€3.90することが多いのに。

3人そろって、お弁当Aを選んだのですが、やはり、用意をするのに手が混むメニューだったのでしょうね。注文してから届くまでに35分。すでにビールは空っぽです。

そして、出てきました。本日のランチ!

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お味噌汁は温かいうちに。天ぷらも揚げたてを。

というのは基本ですね。

そして、お仕事の合間をぬって合流してくださったMさんは、食事が来て数分しか時間がなかったので、残りを包んでもらうことになりました。

天ぷらも含め、料理はとってもおいしいので、それ自体には一切文句ありません。

店員さんは日本人。ドイツ語も発音を含め上手でした。対応も決して悪いとは思いません。

ただ、スピードが。

お時間かかりますけどよろしいですか?くらいのひと言は欲しかったですね。

(もちろん、時間がかかることは、「考えれば」わかることでしたが)

某口コミサイトを後で確認するに、評価はいいものも悪いものもありました。

でも、私としては評価は★★★★☆かな。

この日は店内は混んではいませんでしたが、後でいらっしゃった日本人おふた人。少しだけ雑談をさせていただきました。

これも、都会ならでは、日本食店ならでは、の醍醐味でしょうか。

公式サイトは、つぶやき的なブログ(ドイツ語)しか見当たりません。フェイスブックもちゃんと更新されていないので、基本情報をまとめておきます。

■KITCHO

・住所: Wurzelst.14

・営業時間: 12:00〜23:00

私はその後、すぐそばにある総領事館で用事を済ませ、またミュンヘンの主要駅に戻りたいところ。

私自身、ミュンヘンからさほど遠くないところに住んでいるのに、なかなか遊びに行く機会がないので、ちょっと様子を見てみたいお店もあります。

歩いて行ける距離で、確か日本食料品や日本の本などを扱う「Y-SUZUKI」があるはず。

ところがここ、2019年からおしゃれなお食事処になっているようです。

日本酒や日本のマスクなど、ちょっとした商品も扱っていらっしゃいますが、ビストロと一体化した感じ。名前は、「鈴木・Nomnomキッチン」と変わり、今までラベンダー色だったテーマカラーも、日本らしい落ち着いた色の組み合わせに。公式サイトはこちらです。

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そもそも、なぜ私がここに来たかったかというと。

個人的にこちらのオーナーの鈴木さんのことは存じ上げないのですが、20年前にドイツに来たばかりのころ、ひとりで出かけて行って、ちょっと会話をしただけなのに、お人柄のよさに触れ、とてもすてき!と思ったから。

彼女は、上品で、かつ気さくで、いろいろなことを教えてくれる方。ミュンヘンのお母さんタイプの女性なんです。子供の頃から「あんこ」好きの私に、当時、小豆をおいしく煮る方法を教えてくださったり。おいしい日本茶をごちそうしてくださったり。

すみません、勝手にいつもすてきな女性だなと思っています。でも、たぶんミュンヘン在住の方も、皆さんそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。

実はこの日も本当に数分しか時間がなかったし、行っても仕方がないのだけれど。

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店内には、紫蘇の苗も売られていました。(↑写真右手前)

ドイツで紫蘇は購入できないので、わが家もタネを蒔いて育てています。失敗するとほかの日本人の方に苗を分けていただいたりしています。

ここでの食事ですが、ベジタリアンよりさらに厳粛なベジタリアン(?)、ヴィーガン(Vegan)の人用にもちゃんと選択肢がありますね。

そして私にとってさらに魅力的なのは、1日限定でお弁当がお得な値段でいただける、ということでしょうか。

私は今回、ここで食事を楽しむことはできませんでしたが、Fさんがおいしい情報をお裾分けしてくれました。

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©️Fさん

Fさん、最近やっとこの限定食を食べることができたと、その日のうちに写真を送ってくださいました。

お味噌汁なしで€9.50。この日は豚しゃぶ。とってもおいしそうですよね。しかも、お味噌汁の値段も12時から14時はお得な€1.50だそうです。ということは、この写真の料理すべてで€11。いいですね。

店内は明るく、シンプル。すてきです。なんかこの清潔感と、優しい雰囲気たくさんの鈴木さんのおかげで、なんだか幸せになる。

今回もまたこのお店のよさを再認識させていただきました。おみやげにおいしいおにぎりもいただきました。ありがとうございます。

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下の写真、中央の建物に、鈴木さんのお店があります。

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ミュンヘン日帰りの旅、これにて、完結です。

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