イースター(復活祭)2022年、自然素材で染めたイースターエッグ

公開日 : 2022年04月19日
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移動式の休日であるイースターの祝日。

今年は例年より遅めですが、急に暖かくなって、チューリップは満開。

筆者の家の庭には、ザイフリボク属の木(Felsenbirne)があって、四季折々の顔を見せてくれるのですが、小さな白いぎっしりした花がちょうど舞い落ちるタイミングで、芝生の上もテラスも、小さな花びらがぎっしり。

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↑ザイフリボク属の木は2階のベランダの高さにぎっしりとこんなに小さな花が咲きます。今はもう緑がちょっと目立っていますが。(写真は4月9日撮影)

まちの中心広場の噴水は、毎年イースターエッグが飾られています。いつも本物の卵に色を塗ったものが使われていて、イースターの祝日にはすでにいくつかが壊れているのですが、(少なくとも今年は)外側はプラスチックの卵でした。

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さて、今年のイースターの日曜日のブランチ(朝食兼昼食)ですが、親戚と集まって10人ほどで計画をしていましたが、それぞれの家庭の事情で結局家族5人でお祝いすることになりました。

今年のイースターエッグは、義母とお隣さんのためには、市販の染粉で派手な卵を。

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そして私達のためには、昨年に続き、化学の実験ならぬ、卵を自然素材で染めることをしてみました。

昨年は生卵の状態から自然素材と一緒に煮込んだのですが、今年はほかの方法を取りました。

自然素材をたっぷり時間をかけて煮込み、その後取り出し、色のついた液体だけにします。そこへ固茹で卵をほぼ丸一日漬け込む、という方法です。

昨年は、ビート(Roterübe)も使ったのですが、あまり良い色が出なかったので、今年は割愛しました。代わりに、紫キャベツに力を入れました。

煮込んだ後取り出した、紫キャベツはこんな状態でした。

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ビートの液は、3つに分け、そのままの状態のものと、お酢を入れたもの、ナトロンを入れたもの。PH値を見ると、そのままPH値7、お酢を入れたものPH値5、ナトロンを入れたものPH値9。

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他には、ターメリック、パセリ、紫玉ねぎ、玉ねぎを使いました。

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使用した卵はそれぞれ白と茶色(ほどほどの濃さのもの)。途中で液体によっては3つ目の卵を加えています。そして、翌朝取り出してみると。

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(↑ちょっと写真が歪んでいるのは、パノラマ機能で撮影したからです。ご愛嬌、ご愛嬌)

ターメリックは、実はしっかり溶けずに沈殿してしまった状態だったようで、ほとんど色が付きませんでしたが、昨年はこちらも上手に黄色に染まっていました。

緑色にするには、ほうれん草でもなんでも良いようですが、私は有り余っていたパセリを使用。これも薄っすらと色がついたのみで、ちょっとがっかり。自然界には緑に染めるためのものはたくさんあるようですので、来年はもっと良い色を見つけたいと思います。

玉ねぎは、白い卵でも茶色い卵でも、とにかく上手に染めてくれるようです。今年は1週間ほど前から十分に玉ねぎの皮を集めました。(昨年は、慌てて用意をし、その後玉ねぎスープをたくさん食べる羽目になっていたものですから、苦笑)

紫キャベツについてですが、あるサイトで、白い卵を用い、漬け込む時間を変えて、パステルカラーの素敵なグラデーションを紹介しているのを偶然見つけました。そこから非常に好奇心を掻き立てられ、今回の挑戦となりました。せっかくですから、少しクローズアップして、紫キャベツで染めた卵を見てみましょう。

まずは、そのままのもの。

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そしてお酢を入れたもの。

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そしてこちらは、ナトロン。

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今年のイースターエッグは、2年ほど前にブログでご紹介した農家さんのものを使用しました。

まず、白い卵は、↓で紹介した農家さん(R家)のものです。

長男が中心となって鶏小屋を作り、現在では200羽ほどの鶏を飼っています。

そして、茶色い卵は、↓で紹介した鶏の卵。

今年のイースターの様子、いかがでしたか?

尚、2021年のイースターについてはこちらからご覧ください。

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