ドイツから日本へ帰国後 : 指定ホテルでの待機と自宅等待機(12月2日入国の場合)

公開日 : 2021年12月22日
最終更新 :

11月中旬から12月上旬にかけてドイツに滞在されたKNさんの情報をご紹介してきましたが、今回はそのシリーズ第3弾ということで、指定ホテル及び自宅等待機についての情報をいただきました。

既に、似たようなネタは本ブログの他の特派員さんからもいくつも報告がありますが、皆様の参考になれば幸いです。

指定ホテルでの待機と自宅待機

指定ホテルでの待機(アパホテル、潮見駅前

ドイツからの12月2日に入国,3日間の強制待機(この後6日に変更)

飛行機を降りてからホテルの自室入室まで4時間強。(19時にはホテルの自室に入室)

ホテルでは3食弁当が配給される。ペットボトルの水とみそ汁(お湯を注ぐタイプ)付き。2回に一回程度のデザートや生野菜。配給時は、放送があり、各自の部屋の前に置いてある椅子の上に用意される。食後にごみの回収あり

飲酒不可、喫煙の場合は入室時に申し出る

家族等からの差し入れは可能であるが、生もの不可。内容を確認して翌日に受領

MySOS(救命・健康サポートアプリ)を利用し、健康状態確認(1日1回自分で入力送信)、現在地確認(1日2回)、ビデオ通話(1日1回自動で録画、背景を写すよう指示あり)

ベッドは広いが,部屋自体は狭い

ホテルでの過ごし方としては、オンラインでの仕事、テレビを見る以外にすることなく、体を動かすスペースがない事が苦痛。

3日目の6時過ぎに検査グッズ配布、唾液を入れて7時に回収

14時過ぎにネガティブとの連絡があり、すぐロビーに来るよう指示

バスにて成田空港に移動。15時半頃到着

バス降車後各自が自宅等待機場所へ移動、その後自宅等の待機場所に公共交通機関を使わないで移動

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©️以上すべてKNさん

KNさんの場合は、ご自宅が福岡。『ハイヤー利用で35〜45万円、自家用車でも高速代のみでも往復約5万円。レンタカーの乗り捨ても高額。公共交通機関使用不可というのは、地方在住者にとってはハードルが高い。1日2本くらいでいいので,新幹線に専用車設定できないのだろうか』とおっしゃっていました。

実際バスや車両が帰国者用に一部用意されているようですが、周知が徹底していないため、利用状況が非常に悪い、というのを最近私もオンラインのニュースで読みました。ホテルに向かうリムジンバス以外にも、京成電鉄のスカイライナーも帰国者向け専用車両を用意していますが、利用者は少ない時は設定している定員の1割程度とのこと。このニュースを読んだ後、オンラインで検索してみましたが、簡単に情報は見つかりません。東京都内の移動の場合、賢く探せば情報は見つかるでしょうが、地方までの手段はどうなのでしょうか。時間もお金も労力も、この時期の帰国は本当に大変だと思います。

11日間の自宅等待機について

MySOSの対応が続く

現在地通知が散歩中と通院中にあり応答したら「すぐに待機場所に戻るよう」メッセージあり

ビデオ通話応答に気付かないことがあったが、折り返し不可なシステム

ビデオ通話はほぼ1日1回。

電話は1回のみ。

買い物はネットスーパーとデリバリーが中心

外出はスーパー、コンビニへの買い物と散歩、通院のみ(帰国後緊急に必要な買い物は、なるべく人の少ない時間帯で許可されています。)

オンラインの仕事、ネット購入で読書、音楽活動等で過ごす

定期的な病院への通院があるが、病院に相談したところ時間外(昼休み中)に来院するよう指示あり。

今まで、複数の方の体験談を読んできました。指定ホテル待機期間の飲酒ができないこと、食べることしか楽しみがない生活(?)というのが、そして費用の負担(指定ホテルも費用は自己負担)や待機場所まで公共交通機関を使わない移動、などなど、ああ私にはできないわ、とその度に思いましたが、今回もまさにそう。

体をほとんど動かさないことが14日間も続くなんて、面倒くさがり屋の私であっても、きっとこれは耐えることが大変なんだろうと改めて思いました。

よっぽどのことがない限り、この時期日本へ帰国される方はいらっしゃらないでしょうが、コロナは自分は例外!と思う人が1人でもいればいつまでたっても防げないと思います。

皆さん、お互いに我慢するところを我慢し、工夫するところを工夫し、ささやかな幸せを見つけつつ、頑張って乗り切りましょう!

今回も、KNさんの情報にお世話になりました。

(@KNさん、今回も早々に情報をいただいたのに、公開が遅くなり申し訳ありません。)

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