ドイツの自動車学校事情

公開日 : 2021年11月13日
最終更新 :

16歳の長女が自動車学校へ通っています。

最初は歩いて行ける場所にある学校で、夕方の学科を受けます。空きがどれだけあるか次第ですが、週に2回程度。

あれよあれよという間に、どんどん学習がはかどり、そのうち携帯にダウンロードした学科のテスト対策。とにかく何度も繰り返して対策します。

そして、免許センターでの試験を受け、無事合格。

一方で教習が始まります。なんと公道で行うのです。自動車学校の土地内での講習などなく、約束の時間に約束の場所に教習車がやってきます。教習車はヴォルクスワーゲンですが、なかなか設備が整ったもののよう。

教習が開始する前に、農家の私有地を借りて、一度マニュアル車で運転を試みました。が、案の定エンジンをかけて発信するだけで大仕事。

そんな娘が公道でいったいどのように???

巷を走る自動車学校の車はいったいどんなに危険な存在なの?

45分x2回の教習10回分を一括現金払い。領収書を繰り返しもらっては回数を重ねていきます。たいがいは自宅からスタート。ときどきは通っている学校から。学校の授業が休校、または空きがある日中を中心に週に2、3回のペースでどんどん進んでいきます。30回ほど経った頃、今度は特別教習と呼ばれるものが始まるのですが、郊外(時速100km程度で走行)や高速道路、夜間走行など。

あるとき突然、明日の教習、両親も一緒に乗車したければどうぞ、とのこと。興味津々でもちろん乗車を希望しました。

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助手席のうしろに座った私。教習の教官が、落ち着いた口調で指示をしたり、質問したりするなか、「わが娘」が運転する車に乗るのです。最初はドアにしがみつかないといけないかと思いきや、なかなか上手に運転をし、教官に言われなくても自分で判断して運転している様子を見て、なんやら不思議な気持ちを味わいました。

この日は初めての夜間走行の日。16時半スタートですが、そのうち少しずつ暗くなったのですが、娘もちゃんと冷静に、教官の指導される通り。金曜日の夜の高速道路の運転なんて、交通量が普通だったら多いだろうに、ちょうど秋休み中だったからか、車線変更や高速の出入口などの混雑も心配するほどではありませんでした。それにしても恐怖でドアにしがみつく感じでもなく、よかった。

娘は周りのクラスメイトと比べると1歳若いので、友達の自動車学校体験を聞くことが簡単です。一度で合格した人の話だと、日本円換算でおよそ40万円くらいかかるようなことを言っていました。日本でも、私が免許をとった時代よりもどんどん必要な金額は上がっているようですが、かなりの高額ですね。わが家には2歳ずつ歳の離れた息子がふたりいるのです......(汗)。しかも長男は自動車に先駆けて、トラクターの運転免許を取る予定。

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